侍ジャパン、スゴかった!
侍ジャパンWBC優勝おめでとうございます!
準決勝・決勝の戦いは特に見ていて心を動かされました。
一球一球、試合の流れや選手の心情など、改めて日本の野球の面白さ・奥深さが今回のWBC(特に準々決勝以降)で実感出来ました。
自分の気持ちが高ぶっているため、落ち着けるためにも少し文章にまとめていきたいと思います。
今回は少し雑多な文章となることご了承ください。
全員MVPで良いんじゃないか?
結果的にMVPは大谷選手となりました。
これは影響力の大きさやインパクトの強さから申し分ありませんが、今回の日本代表は本当に選手一人一人が役割を明確にして活躍していました。
以下、個人的な印象です。
ダルビッシュ選手がリーダーとして若い選手中心のチームをまとめていた
日系MLB選手のヌートバーが一番高校球児らしく一生懸命に見えた
近藤選手が2番の打順で繋ぎ役に徹していた(四死球での出塁だけでなくヒットでつなぐことも含め)
得点が欲しい場面での吉田選手の勝負強さ
やはり格別だった村上(村神?)様(準決勝の決勝打、決勝の同点HRは圧巻でした)
準決勝での周東の走塁(サヨナラのランナーとして、村上が打った瞬間に抜けると判断して激走した好走塁)
源田の守備は安心でしかない
集中打を浴びなかった投手陣(シリーズ中でBIGイニングを与えなかったのは凄すぎ)
イニング途中での起用のために毎回型を作っていた宇田川・湯浅投手
その投手陣をリードした捕手陣
6・7番を打った岡本・山田までがクリーンアップと言える働き
加えて、山田に関しては状況に応じて1番の役割も出来ていた。
数字の結果には出ないながら、決勝で2アウトランナーなしの状況から出塁とその後の2盗で得点圏に進む働きは、アメリカ守備にプレッシャーを与えて日本ムードの試合の流れを渡さない働きであったと思います。
他にも、鈴木誠也は怪我で出場できなかったが、SNSで村上をイジって笑いに変えてくれて、予選ラウンドの重い雰囲気も和んだし、引退した杉谷がメディアやSNSを通じて栗山監督やダルビッシュなどのパイプ役になっていたのも大きい役割だった印象でした。
加えて、佐々木選手や大谷選手と予選ラウンドの外国選手との交流は野球を通した国際交流としてとても微笑ましいものでした。
一番の功労者は栗山監督
しかしながら、一番の功労者は栗山監督であったと個人的に感じています。
2021年の12月に監督就任してから約1年でこのチームに仕上げた、この結果を出すことは並大抵なことではない筈です。
2022年の間にどれほど選手やスタッフと対話を重ねたのか、どれだけ様々な状況を想定していたのか、どれだけの覚悟をもっていたのか・・・
WBCが始まった後から栗山監督のコメントを聞くたびに幾度も考えさせられました。
負傷離脱した選手に対する配慮
選手の主体性を尊重したマネジメント
「最期まで選手を信じ切る」という言葉
メキシコ戦での選手起用(野手では牧原選手以外全員出場、おそらく同点でのタイブレークになれば守備固めで起用していた)
アメリカ戦の継投策(今永、戸郷からダル・大谷までの夢のリレー、・・・でも序盤劣勢の状況であれば高橋(圭)・宮城の想定もあったのか?)
色々と考えたけど、結局は栗山監督の人格・人望があったからこそこのメンバーが集まってくれてこんなに素晴らしいチームになったんだという結論に至りました。
小学生時代から野球に関わっている自分にも、野球の奥深さと面白さ、チームづくりについて学ぶ機会となりました。
次回WBCは3年後の2026年とのこと。
栗山監督は今回で退任の意向という報道もありますので、次回は誰が監督を引き受けて、どんなチームになるのか、どんな野球を見せてくれるのか、そしてどんな結果が待ち受けているのか・・・。
そんな余韻に浸りながら栗山監督の書籍を読んでみようと思います。