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【書評?】番外編 リウーを待ちながら

こんばんは、廣瀬です。

今回は、久々に【書評?】番外編としまして、私の好きなマンガを紹介していきたいと思います。今回ご紹介するのは朱戸アオ リウーを待ちながら(講談社)です。

それではあらすじから紹介していきましょう。

あらすじ

富士山麓の街で起こったアウトブレイク。静かに死にゆく街で、懸命にに生きようとする人々の姿を描く!
富士の見える町、横走市にある横走中央病院の医師・玉木。 ある日、駐屯する自衛隊の隊員・滝原、肉屋・中畑の2人が重篤な状態で立て続けに担ぎ込まれる。 似たような病状であったが、滝原は安定するも中畑は死亡。そのうえ滝原は、玉木の知らぬ間に自衛隊病院へと転院させられる……。 医療サスペンスの新星が、あり得べき危機をシミュレートする、警告の書。

(公式サイトより)

感想

マンガでありながら、警告書のような作品でエンターテイメントとしても面白く、非常に興味深い作品でありました。

本作はペストが広まってしまった日本のある町、横走市を舞台に主人公である玉木涼穂が悩み、あがき、そして奮闘する姿を全三巻で描いています。タイトルにあるリウーとはカミュのペストという作品に出てくる医師で、本作にもカミュのペストは登場します。

カミュのペストといえばコロナ禍で注目された一冊でもありますよね。読んだことがあるという方もいるのではないでしょうか。私は積読しています。

緊急事態宣言により、封鎖された町で闘い続ける玉木の姿は胸打たれるものがあり、最終巻では胸が締め付けられました。あがいて、絶望して、それでもまた闘う彼女と、今医療現場で戦い続けてくださっている医療従事者の方が重なり、今読むべき一冊だと思いました。

カミュのペストと併せて読むとより良いかもしれません。私も次はカミュのペストを読もうと思っています。

楽しいという意味での面白いとは違いますが、とてもいい作品なので沢山の方に読んでいただきたいな、今だからこそ色々な人に手に取ってほしいなと思える作品です。

終わりに

さて、久々に【書評?】シリーズを更新してみました。マンガは全て番外編になりますが、もうこれは番外でもなんでもなく普通におススメのマンガなので読んでいただきたいです。

全三巻と手に取りやすい巻数になっているので、だまされたと思って読んでみてください。後悔はさせません。(何様だ笑)

というわけで今回はこれにて終了となります。リウーを待ちながらとカミュのペストはリンクを貼っておきますので良ければ見に行ってみてください。



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廣瀬碧季
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