宿題やらない我が子!それってワガママ??
現役教師のあひるです。
まだまだnoteをはじめたばかりですが、
『いちにちいちきじ』(全部い行でなんか楽しいw)
を実践しようと思い、記事を書いております。
さて今日は
学校の宿題
について、学校側の思いも交えつつ、考えていきたいと思います。
宿題はなぜあるのか
宿題の主な目的は、学校で学んだ内容を復習し、理解を深めるためです。授業で教えられた知識やスキルを自分の力で繰り返し使うことで、学習内容を定着させる役割があります。また、宿題は生徒の自主学習の習慣を育て、自己管理能力を養う機会でもあります。
宿題がもたらすメリット
1. 学力向上: 宿題を通じて復習することで、知識やスキルの定着がされます。
2. 自己管理能力の向上: 自分で時間を管理し、計画的に学習を進める力が養われます。現在の学習指導要領で、必要な力として‘学習を調整する力’というものがあります。ここがそれに当たるでしょう。
3. 学習習慣の確立: 毎日の宿題を通じて、継続的な学習習慣を形成することができます。机に向かう習慣づけというものですね。
宿題があることのデメリット
1. ストレスと疲労: 宿題が多すぎると、生徒に過度なストレスや疲労をもたらすことがあります。
2. 時間の奪取: 宿題の量が多いと、家庭での自由時間や他の活動に割く時間が減少する可能性があります。
3. 不公平感: 家庭環境や学力によって、宿題の達成が困難になる生徒もいるため、格差を助長するリスクがあります。
4. 親子の仲が悪くなる:宿題をやるやらないで、言い争っている親子、いますよね。うちもそれに当たるかもしれません。
宿題は本当に必要かどうか
宿題の必要性については議論が続いています。一部の研究では、宿題が学力向上に寄与するとされていますが、特に低学年の生徒に対しては、過度な宿題が逆効果になることもあります。したがって、宿題が必要かどうかは、量や内容、個々の生徒の状況に応じて慎重に考慮されるべきです。
宿題が生徒にとって有益であるためには、適切な量と内容で行われることが重要です。学習の定着や自己管理能力の育成に役立つ一方で、バランスを取ることが求められます。
学校側も出したくない??
ここからはぶっちゃけ話です。
もし、文科省や教育委員会から
「宿題は廃止しなさい!」
と言われたら、ガッツポーズです。
宿題を準備しなくていい
チェックしなくていい
提出しなさいなどの指導がいらない
すごい働き方改革になります。
では、なぜまだ無くならないのか
日本の学校で宿題がなかなか無くならない理由には、いくつかの要因が考えられます。
1. 伝統と習慣
宿題は長年にわたり教育の一環として行われてきました。教育の現場では、宿題が学習の定着や学力向上に効果的であると信じられてきたため、それを廃止するという考えは根付いていません。
2. 保護者の期待
多くの保護者は、宿題が学習の一部であり、子供の教育に不可欠だと考えています。宿題がないと「ちゃんと勉強していない」という不安を感じる保護者もおり、そのため学校も宿題を継続する傾向があります。逆に、塾に通わせているような保護者は、無くしてもらいたいと一定数が考えているそうです。
3. 学力維持の必要性
特に受験を控えた中学生や高校生にとって、宿題は学力を維持し、試験に備えるための手段として重要視されています。このため、学力の維持・向上という観点から、宿題が重視され続けています。
4. 生徒の自主学習を促す
教師側は、生徒が自ら学習する習慣を身につけることを目指して宿題を出します。これにより、生徒が自主的に学ぶ姿勢を育てようとする意図があります。
これらの理由から、なかなかすぐに無くせないのが今の現状です。
しかし、時代の流れや社会的要求などを考慮し、宿題を減らしたり、タブレットを利用して管理しやすくするなど、工夫がされつつあります。
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