「認知処理療法⑦」信頼について考え直してみる
私にとって「信頼」は、遠くの国の出来事のように思います。
いつか白馬に乗った王子様が迎えにきてくれるぐらいの感覚で、
まったく期待していない言葉のひとつです。
解離してしまうので、余計に自分に対して不信感があります。
自分についての信頼を考え直してみます。
元々の信念に「自分に対して信頼できる」がある場合、
トラウマ的出来事が起こると「信頼できる」信念が崩れてしまいます。
逆に、「自分の決めた事でも信頼できない」の信念を持っていて、
トラウマ的出来事が起こると、さらに「信頼できない」が強化されます。
複雑性PTSDの症状で強い不信感があります。
信じる事が出来ないし、信じようともしません。
自分を信頼できないということは、物事を決定できなくなります。
自分自身を信頼することは、
他者との信頼関係をもつ重要な土台となります。
でしょうね…💧
基本中の基本かもしれません。
その土台が無いとは、恐ろしい事実です。
考え直せる例としては、
「信頼できる」が崩れてしまった場合は、
●完璧な判断ができる人などいない。
●予測不能の中で、できるかぎりの判断をした。
●私の判断ミスで、トラウマ的出来事が起こったのではない。
「信頼できない」が強化されている場合は、
●完璧ではないけれど、自分の判断を信じることができる。
●他者が何をするのか予想できないので判断が間違うこともある。
どちらも、トラウマ的出来事があなたのせいではないと、
理解することが重要です。