体重100kg超え。その時、人体には何が起きるか？Part2
前回では大切なことを書き忘れた。是非とも気をつけてほしいのは「尿モレ」だ。贅肉により膀胱が押されてヤバいことになる。漏らしてからではもう遅い。前もって万端の準備をしてほしい。大の回数も増える気がする。やはり体内が肉で満ち満ちて何かと保管するのが難しいのだろう。
女性の場合、生理が止まる人もいる。ダイエットのしすぎでも止まることがあるので、何かしらホルモンバランスに異常がでているものと思われる。そこまで行ったら何かしらの手段を講じた方がいいだろう。本格的に健康を害したら後戻りできない。
最後に絶叫マシーンに乗ったのはまだ80kgぐらいの時だったが、その乗り心地の悪さに衝撃を受けた。強烈なGと共に右へ左へと振られる時、上半身はマシーンと同期して動くが、下半身はだいぶ後から「ぶよ〜ん」とついてくるのだ。何に乗っても置き去りになった贅肉が「ぼよ〜ん」「やよ〜ん」
「ゆあやよ〜ん」と哀愁を帯びてついてくる。あんなに好きだった絶叫マシーンが楽しくないどころか気分が悪くなる始末。楽しみがひとつ減ってしまった。
あと困るのは黙っていると大盛りを出されることだ。私はこう見えて意外と食べないタイプのデヴなのだが誰も信じてくれない。「あのー、ごはん半分で」と頼んでも「またまたー（笑）」という反応で大盛りが来るので頑張ってしまう。（頑張るな）
また、脂肪というものは水に浮くらしく、お風呂に入ると腹だけが南の島みたいに浮いている。胸は浮かない。腹だけだ。そして熱しやすく冷えやすい。脂肪を纏ったふくよかの夏は最悪である。何なら4月ぐらいから暑い。すぐ冷えるのでスーパーの鮮魚や精肉コーナーには長くいられない。おなかが悲鳴をあげる。買い物もおちおちできない今日この頃だ。
ふくよか男性についにちんこが見えなくなった…という話を聞いた。埋まってしまったのだろうか。ヘソも内側からの圧力でデベソ気味らしい。私も妊娠9ケ月の時はデベソになったが、贅肉でもなるのか。性欲もダダ下がりとのことで、見れば肩のあたりもなだらかになって以前よりフェミニンな雰囲気。女性ホルモン優位になったのだろうか。ツヤ肌である。
私も肌の調子だけはいい。脂肪分が肌に潤いを与えているのか。他に褒めるところがないからだろうが、肌だけは褒められる。美肌になりたければ太ればいい。イヤだろうけど。
今日も今日とて私はコロコロした体でゴロゴロしている。平和だ。ちなみに今日は96㎏だった。そんなに真面目にではないが、晩御飯だけ白米を抜いている。しかしカレーの日は無理だ。デヴのスパイシードリンク、カレーの日に白飯は欠かせない。
私クラスの体重になると4、５kg痩せたとて誰にも気付かれない。虚しいものだ。10㎏痩せたら誰か気付いてくれるかしら？それでもまだ90kgなんだよなぁ…。やんわりながらも痩せようと思っているのは、美容よりも寝たきりになった場合を想定してである。これでは2人分の労力だ。めんぼくなさすぎる。そんなことを考えるお年頃である。
それでもうまいこと痩せたあかつきには着そこなっていたウェディングドレスを着てやろうとかも企んでいる。肉の数だけ夢がある。いつかは脱ぎ捨ててビューティフルな蝶になりたい。
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