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受験国語、小説文の解き方

①知識問題を先に解く

漢字・ことわざ・故事成語を先に解く。知らなかったら、いつまでも考えこまず次に行く。文章の中に混じっている場合もあるので解く。

②「本の名前」・「筆者」を、かならず確かめる

特に「本の名前」は、その筆者が表現したいことを、ひとことで言っている。小説は、作者の創り上げた世界。作者の表現したいテーマが、必ずある。

試験には、その小説のクライマックスが、抜き出されている。同じ小説が、くりかえし受験で取り上げられることも多い。試験慣れすると、「本の名前」「筆者名」を読んだでけで、テーマが分かる。

③心情(気持ち)を読み取る

出来事→心情の変化→態度・表情の変化

よく出題されるのは、態度や表情から気持ちを読み取る問題

心情部分(気持ち)に印をつけて読む。( )< >をつける。
本文を読むさまたげにならないように、問題の横線とまぎらわしくないように。

喜怒哀楽(喜び・怒り・悲しみ・楽しい)あるいは、良い感情・悪い感情に大きく分けてみる。

喜び  手をたたく。飛び上がる。はしゃぐ。こおどりする。ニヤッとする怒り  頭に血が上る。目がつり上がる。にらむ。震える。こぶしをにぎる

悲しみ 涙が出る。涙をこらえる。頭をたれる。口がへの字。花がクンクン  楽しい 鼻歌を歌う。笑顔。口元がほころぶ。スキップする。

良い感情  尊敬する。あこがれる。畏敬の念を抱く。うらやましい。 

悪い感情  ねたましい。やきもち。ジレンマ。やるせない。無気力。

④場面と時間を読みとる

小説文は、場面と時間が移り変わる。移り変わった段落の初めに、印をつけよう。どんな出来事が、どんな状況で起きたか分かり、登場人物のたちの、心情もとらえやすくなる。

⑤小道具に注意

小説文では、小道具・情景描写を、登場人物の心情の象徴として使う場合が多い。

黄色い傘が、ぱっと開いた→問題が解決して、明るい気分

雨がやみ、日が差してきた→同上

雪がしんしんと身にしみた→厳しい現実をかみしめている

鈴がコロコロとなった→愉快、楽しい気分

こういったことに気を付けて、すばやく得点に結び付けてくださいね。また、接続詞や指示語、作文については、論説文のほうに書いてありますから、読んでね。ユーチューブ動画でも出しますから、見てくださいね。




     



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