今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『幸も不幸もないんですよ』(知的生き方文庫)です。その中から「自分に好意的な人を増やす」という題でブログを書きました。
本書の中に「近づきすぎないこと」という心に響く文章がありました。
◆「大恋愛」の末に結婚というのは、たくさんの困難や障害を乗り越え、なんとかゴールに達したということだ。
たとえば、早期にリタイヤすることが目標の人が、実際に早期にリタイヤすると、それから何年か後に病気になったり、認知症になったり、早く死んでしまうことも多いという。つまりリタイアすることが目標であるため、それが叶うと、腑抜けのようになり、パワーが一気に抜けてしまうのだ。
大恋愛も同じで、結婚することがゴールとなり、その後のテンションはどんどん下がる。あたりまえだが、結婚は目標ではなく、結婚することにより、より幸せな生活を長くおくることが真の目標であるはずだ。
そのためには、夫婦であろうと、家族であろうと、お互いの距離感は終始保つ必要がある。舞い上がることなく、近づきすぎることなく、淡々と付き合うことだ。
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