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ほめ言葉を素直に受け入れる

今日のおすすめの一冊は、ジェリー・ミンチントン氏の『うまくいっている人の考え方(完全版)』(ディスカヴァー)です。その中から「賞賛と批判は半々」という題でブログを書きました。

本書の中に「ほめ言葉を素直に受け入れる」という心に響く文章がありました。

人からほめられると何となく居心地が悪くなるのは謙虚だからではない。それは自意識によるものである。つまり、人からほめられても、自分にはそれだけの価値がないと心の中で信じているために、とまどってしまうことが原因なのだ。

子どものころ、私たちは自分の長所を自分で口に出して言うことはよくないと学んだ。自分で自分をほめる人間は自惚れ屋とか虚栄心が強いと思われるからである。その結果、他人がせっかく好意的な評価をしてくれても、照れて敬遠するようになる。どうやら、子どものころに教えられたことから脱皮する必要があるようだ。

自分がいいことをしたら、それを自分で認めることは何も悪いことではない。といっても、ほめられたときに、「はい、そのとおり。私は素晴らしい人間です」などと言う必要はない。ほめ言葉を素直に受け入れればいいのだ。

「大したことではありません」とか「もっとうまくできたんですが」と言って自分の能力や技能をわざわざおとしめる必要はない。ほめてくれた人に向かって「いいえ、そんなことはありません」と言うのは、「あなたの判断はまちがっています」と言っているのと本質的に同じことなのだ。

自分のしたことに対して人から寛大な気持ちで称賛の言葉をかけられたら、あなたも寛大な気持ちでそれを受け入れ、心からお礼の言葉を述べよう。あなたはほめられるだけの価値があるのだから。

《人がほめてくれたとき、それを受け入れるのはいいことだ。》

◆人がほめてくれたとき、「そんなことないです」「ゼンゼンだめです」「まだまだです」などと謙遜(否定)することを、心理学用語で「ディスカウント(値引き)」という。ブラスの言葉を受容できないということだ。

ほめ言葉は「ホントにありがとうございます」とか「メチャクチャうれしいです」と素直に受け取ることが大事だ。余計なことはいう必要はない。

ほめ言葉を素直に受け入れることは、人間関係においてとても大切なこと。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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