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ケチってはいけません

今日のおすすめの一冊は、北川八郎氏の『繁栄の法則 その二』(致知出版社)です。その中から『「せこい人」にならないために』という題でブログを書きました。

本書の中に「ケチってはいけません」という心に響く文章がありました。

社長や部長、上級職に就きたく願うならば、おつき合いやいろんな奉仕ごとでケチってはいけません。貧しい若い時の習慣 (貧困意識)のままいつも「少しケチる」ことを選んでいると、その方向に人生が傾いていき、貧しさから脱出できなくなります。

そうなると日常の振る舞いも貧になって運が逃げてしまうのです。 将来ずーっと余裕あるリッチな経営者を目ざすならば、自分が富む者の資格があることを自覚して、「ケチらず、ごまかさず生きる」を身につけねばなりません。これを「富者意識」と言います。 

節約を実行しながら「リッチに生きる精神」を身につけて下さい。自分は運に恵まれているし、運を味方につけていると感謝を毎日唱和して、お祝いや弔いには十%多くあげる習慣をつける。 松下幸之助氏も全く同じこと、「自分は運に恵まれていた」と言っています。 

ただ見栄を張ることと「リッチ」は違います。自分を高めるセミナーや音楽会や、おつき合いや読本にお金を使いましょう。ためになる会合や、気持ちが清々しくなる催しやコンサート、芸術文化に身を置くようにしていくと不思議と運が良くなり生活が向上していきます。

時にはキチンとした服装をしましょう。時にはグリーン車を利用しましょう。いいものはいいと心から知っておくのです。 身も心も富んだものになるチャンスが増えるからです。ただし驕ったり、威張ったり、人を見下してはいけません。それは「貧困意識」に属する行為だからです。

いつもケチを選ぶと「心の力」が、あなたが「貧であることを望んでいる」として金銭的にも、精神的にも貧者へのチャンスを増やしていきます。例えば、貧困意識にある時、投資等するならば儲けたい一心がゆえに微妙にズレていき、どんどん資金が減っていくことを体験するでしょう。

富者意識にある時、微妙にタイミングが当たり始め、知らず知らずのうちに富者への道を歩むことになるのです。「節約」と「もの惜しみ」は違います。このことをしっかり識別しておきましょう。

 《ケチは身を滅ぼす》(十%多く人にあげる)

◆懇親会や飲み会等が終わって支払いするときに、「ケチくさい人」か「気前のいい人」かすぐにわかる。そして、そのことを皆、意外によくみている

ケチと節約は違う。節約の人は自分のためのお金は節約するが、人のために必要なら、気前よくお金を出す。しかし、ケチな人は、人のために必要なお金もケチろうとする。そして、まわりにどんよりとした「なんだかなぁ」と、すっきりしない気持ちを抱かせる。

「ケチってはいけません」という言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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