今日のおすすめの一冊は、外山滋比古(とやましげひこ)氏の『本物のおとな論』(海竜社)です。その中から「本物のおとなとは」という題でブログを書きました。
本書の中に「このごろ大人がすくなくなってきた」という心に響く一節がありました。
外山氏は本書の中で、くりかえし「生活が大人をつくる」と言っている。生活とは、つまるところ、人間関係だ。昔のように、大人数の兄弟姉妹の中でもまれて育つと早く大人になるという。また、イギリスではそれに代わる方法として寄宿舎での生活により大人(ジェントルマン)になるという。
どんなに本を読み、知識や教養を身につけようが、人間関係はそこでは経験できない。だから、いくら頭だけを磨いたとしても、それだけでは大人にはなれない。むしろ、こどものまま老人になってしまう。そうなってしまうと始末におえない。
本物のおとなをめざしたい。
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