今日のおすすめの一冊は、玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)氏の『流れにまかせて生きる』(PHP)です。その中から「人格が変われば老眼すらなくなる」という題でブログを書きました。
本書の中に「流れにまかせる」という心に響く文章がありました。
「流れにまかせる」について玄侑氏はこう語る。(本書より)
小林正観さんは、「流れにまかせる」ことをこう表現している。
頼まれごとがきたら、基本的には全部引き受けます。 頼まれごとは「適当」にやることをお勧めします。 「適当に」というのは、「適度に」ということです。
「引き受けたからには、いい仕事をしなくてはいけない」と気負わずに、そのときの加減で「良い加減」でニコニコと取り組んでいけばいいのです。 頼まれごとを引き受けて行くと、三年くらい経ち、ある方向性でこき使われていることに気がつきます。
「どうもこういうことをするために、この世に生まれてきたみたいだ」というように、自分の“使命”がわかる瞬間があります。 それを「立命」の瞬間といいます。』
頼まれごとを好き嫌いを言わず、ニコニコしながら引き受ける。 そして、運命の波に為合(しあ)わせる。 それが、流れにまかせて生きること。 為合(しあ)わせることは、幸せに通じる。
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