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コロナと笑い

今日のおすすめの一冊は、角田識之氏の「心があたたまる12の奇跡」です。
この中で、ホテルの感動のサービスのことを書きました。

さて、今コロナ禍において、「不要不急の外出は控えてください」とか「不要不急の出張はやめてください」と言われ、多くのホテルや旅館、飲食店は休業せざるを得ませんでした。というか、そういう状況ではお客様がそもそも外に出かけません。

非常時には、生活に直結する必要不可欠な業種しか営業できないんですよね。戦争中と同じです。戦時下においては、文化や芸術、娯楽、音楽、演劇、映画など、ぜいたくなものはすべて統制されていました。今、そんな状態になっています。

ただ、問題なのは、コロナ禍が収束に向かっても、お客様が恐がって外にでない、という状況がしばらく続くのではないか、ということなんです。これではなかなか景気も戻りません。景気って、そもそもそも、「気」や「気分」が大きく影響しています。また、一般的な「空気」「雰囲気」も関係しています。

景気がいいって、「モノや人が活発に動いたり」「多くの人が忙しくしている」「動きがある」ことです。反対に景気が悪いって「失業者が多くなる」「働く場所がない」「じっとしている」という状態のことです。まさに、このコロナ禍のステイホームの今の状況ですよね。

そこへ実際に行かなければ商売にならない、旅館やホテル、食堂、コンサート、映画館、演劇、美術館、観光施設、テーマパーク、あるいはそれに関係した交通機関や旅行業者も、世間一般の人の「空気」や「気分」が変わらなければ良くはならないでしょうね。

でも、古来より、日本には一瞬にして「空気」や「雰囲気」を変える方法がありました。それが、天の岩戸神事。アマテラスが天の岩戸にお隠れになったとき、世は闇となりました。それを解決するために、八百万の神々が岩戸の前に集まり、お神酒を飲み、どんちゃん騒ぎをして、大いに笑って、踊って、楽しんだという神話です。

アマテラスは外で楽しそうに大騒ぎをしているのを見て、「なぜそんなに楽しそうなの」と不思議に思って出てきたというわけです。そして、闇に包まれた世界は一瞬にしてアマテラスの光でよみがえったということです。

昔の日本人は「笑い」には神さまを元気づけるパワーがある、と信じていたようです。そのため、アマテラス(太陽神)のパワーが落ちる冬の時期に、「笑いの祭り」が全国各地に残っていると言います。

そして、コロナって、元々の意味は、皆既日食の時、太陽のまわりの真珠色に輝く光のことをいうんです。そう、そもそも太陽のことなんです。もしかしたら、今回のコロナ騒動、神様が「笑いが足りないよ」って教えてくれているのかもしれませんね。

だから、できれば「笑いの祭り」(旧来の形にとらわれず)をやって、笑って、笑って、笑い倒す、というのができたら素敵なんだけどなぁ…。


今日のブログ(3分動画も)はこちら☞https://ameblo.jp/hiroo117/entry-12598339972.html


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