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皮肉はやめよう
今日のおすすめの一冊は、オリソン・マーデン氏の『自分の磨き方』(ディスカヴァー)です。その中から「自分を磨こう」という題でブログを書きました。
本書の中に「皮肉はやめよう」という心に響く文章がありました。
人間には奇妙な習性があり、他人のよいところを無視して、皮肉を言うことに快感を覚える傾向がある。
他人のよいところを見ようとせず、あら探しをして相手をけなす癖を持っている人は、誰の 周りにもいるに違いない。そういう器の小さい人は他人がほめられているのが気に食わず、 悪意を持ってその人を貶めようとする。
他人をけなす習慣は弱さの証しであり、劣等感と嫉妬心のあらわれである。器の大きな人は他人の成功に嫉妬せず、他人を素直にほめることができる。他人をけなすと自分の醜さをさらすばかりで、相手に軽蔑されるだけである。
《他人のよいところを見つける》
◆小林正観さんは「皮肉」についてこう語っている。(心を軽くする言葉/イースト・プレス)より
人間関係において、言ってはいけないのは、「皮肉」「揶揄」「嫌味」です。これはチクチク人を刺すので、私は「刺(さ)し言葉」と呼んでいます。
たとえば、恋人に対してこんな言葉を投げかけたとしましょう。「そんなに仕事が好きなら、仕事と結婚したら?」これは、おそらくかわいさ余って言ったのでしょうが、言われた相手はチクチク刺された痛みで逃げてしまいます。どんどん距離は離れていきます。
「刺し言葉」は、発した人の意志とは逆の働きしかしない言葉なのです。「嫌味や皮肉でチクチク刺せば、ひと刺しごとに相手は離れる」ということを覚えておきましょう。
◆会話の中で、皮肉をジョークのつもりで使う人がいる。本人は笑わせるつもりで言うのだろうが、まわりの人は笑えない。皮肉を言う人は、自分が知性が高いと思って話しているが、実はその反対だ。それを「冷笑主義(シニシズム)」という。
皮肉が多ければ多いほど、まわりの人は固まり、離れていく。
「皮肉」「揶揄」「嫌味」は否定だ。肯定は明るくて軽いが、否定は重くて、暗くて、陰気になるからだ。
人間関係を重視するなら、人を否定するのではなく、肯定すること。そして、相手を認めて、ほめること。
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