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「信用度」はSNSのフォロワー数でわかる

今日のおすすめの一冊は、堀江貴文氏の『信用2.0』(朝日新聞出版)です。その中から『「信用2.0」は無形資産』という題でブログを書きました。

本書の中に『「信用度」はSNSのフォロワー数でわかる』という興味深い文章がありました。

素性をよく知らない人について「仕事ができそうか」「仲間にしたいか」を判断しなければならないとき、あなたはその人のどんなところに目を向けるだろうか? 

過去には、その人の卒業大学や勤務先が重視されてきた。 人のことを肩書きだけで評価するなんて、なんとも寂しい話だが、情報が乏しい時代にはそれも致し方なかったのだと思う。学歴や職歴くらいしか、その人の信用を「可視化」できる手段がなかったからだ。 

でも今はちがう。SNSでは、一発で「その人がどれくらい信用されているか」が可視化されてしまうからだ。 どんなにすごい大学を、どんなにすごい成績で卒業していても、 どんなに立派な会社で、どんなにすごい実績を上げていても、 もしSNSのフォロワー数が少なければ、その人は信用されているとは言えないだろう。 

なぜなら、フォロワー数が少ないということは、世の中の人が「こいつの話には耳を傾ける価値はない」と判断しているということにほかならないからだ。 そういう意味で、SNSというのはきわめてシンプルで、きわめて残酷なツールだ。 

狭い世界に閉じこもって、「俺は世の中から信用されているぞ!」「みんなも私の話を聞きたがっているはずだ」といい気になっていた人でも、いざSNSをはじめてみれば、実はだれからも信用されていなかったことが露呈してしまうからだ。 

もちろん、フォロワー数を増やすハックは存在するので、ただちには「フォロワー数の多さ=信用力の高さ」とは言えないかもしれない。 しかし、「フォロワー数の少なさ=信用力の低さ」なのは、ほとんど間違いがないだろう。

本当にその人が大勢から信用されているのだとすれば、なぜだれもその人をフォローしたがらないのだろう? 考えてみればわかる。その人をフォローしても、何も有益な情報が得られないからだ。

「フォロワー数なんて、SNSという限られた空間のなかでの信用にすぎない」なんて考えている人は、相当に危機感を持ったほうがいい。 もはやSNS上の影響力こそが、その人の信用力を表す指標として現実的にも活用されつつあるからだ。 

最も典型的なのは「インフルエンサー採用」だろう。 全国でメガネの製造販売を手掛ける株式会社オンデーズは、SNSのフォロワー数が1万人以上の人に限り、 選考フローを大幅にスキップして優先的に最終面接に進めるというしくみを取り入れている。

「サイバー・バズ」や「TOKYO BASE」 なども、フォロワー数や「いいね!」数をもとに人材採用を行っているという。 

「そんないい加減な採用で大丈夫なのか」と思うだろうか? けれど、履歴書に書かれたわずかな情報や10分ちょっとの面接だけで、その人を見きわめようとするほうが、よっぽど無理があるのではないだろうか? 

ふつうの人が1万人以上のフォロワーを獲得するのは、なかなか大変だし、それな りの試行錯誤や粘り強さ、才能が求められる。履歴書や面接であればいくらでもごまかしがきくが、SNSはそういうわけにはいかない。まさにその人の「地力」が可視化されるのである。

SNSのフォロワー数の多寡をいうと、反発する人は多いかもしれない。しかし、大事なことはフォロワー数が目的ではなくて、SNSを日常使いこなして日々発信しているかどうかだ。日々有益な情報をアウトプットしていれば、結果としてフォロワーは増える。

現代において、自分や会社や商品を知ってもらう格安な手段はSNSしかない。郵便や折込チラシ、新聞広告などを使ったら莫大なお金がかかってしまう。だからこそ、SNSを使いこなすことが必要なのだ。

そして、昨今最も大事なことは自分のファンコミュニティをつくること。ファンコミュニティというプラットフォームがあれば、色々なことが発信できる。イベント告知や講演会や講習会等々。

なお、堀江貴文氏のツイッターのフォロワーは350万人、YouTubeでは160万人以上の登録者がいる。ちなみに、昨年の朝日新聞の発行部数は397万部、毎日新聞185万部、読売新聞663万部、産経新聞99万部、日経新聞168万部だ。

『「信用度」はSNSのフォロワー数でわかる』という言葉を胸に刻みたい。

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