今日のおすすめの一冊は、斎藤茂太氏の『ほっとする生き方』(新講社ワイド新書)です。その中から「忘れる能力は救い」という題でブログを書きました。
本書の中に「心臓病の外来では、待合室の椅子がすぐに擦り切れる」という興味深い文章がありました。
日本人の「タイプA」は、うつ病と結びつきやすいことが指摘されているという。性格は真面目で一生懸命働き、社会に貢献しようとする。それはいいことなのだが、それが行き過ぎて、自分のことをかえりみず、ストレスがたまってしまうからだ。
斎藤茂太氏は、「まじめでなければならない」「几帳面でなければならない」「ミスや失敗をしてはならない」という意識が、自分に強いプレッシャーをかけていることが少なくない。という。
だからこそ必要なのが、「ねばならない」という意識を捨て、「いいかげん」が大事だ。「いいかげん」は「良い加減」。ほどほどちょうどいい塩梅(あんばい)のこと。
人生、ときに「いいかげん」に生きることも必要だ。
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