今日のおすすめの一冊は、堀文子氏の『ひとり生きる 人生は幕引き直前まで面白い』(三笠書房)です。その中から「人生は幕引き直前まで面白い」という題でブログを書きました。
本書の中に「美はムダの中にあるもの」という心に響く文章がありました。
◆「はにかむ心をもち続けること」とは、鍵山秀三郎氏のいう「瞳が澄んでいるような生き方」ということだ。自慢話は往々にして「修羅場をくぐってきた」というような武勇伝になりやすい。どんなに凄まじい経験をしたとしても、ナイーブで傷つきやすい感性を失ってはいけない。
◆「無用の用」という荘子の言葉がある。一見すると意味がないように感じるものが、実は重要な役割を果たしているということ。
《一見、無駄のように思える研究、バカバカしいようなアイデアが創造の命だ。この「無駄=不合理」を解さない人間はほしくない。》(井深大)
《世界で最も美しいものは無駄です》(イヴ・サンローラン)
「美はムダの中にあるもの」という言葉を胸に刻みたい。
今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす