今日のおすすめの一冊は、齋藤孝氏の『可動域を広げよ』(日経プレミアシリーズ)です。その中から「可動域の広い人」という題でブログを書きました。
本書の中に「偶然から学び、可動域を広げる」という興味深い一節がありました。
特に男性は、会社を定年で辞めると、無趣味・無教養のおじさんになりがちです。会社一筋できて、会社に在籍している間、一般社会との接点を持たない人が多いからです。コロナ禍が過ぎ(また盛り返してきてしまいましたが)、現在は、無料のSNS勉強会も多くあります。
しかし、少しずつ男性の姿も増えているとはいうものの、その手の勉強会に参加している人の大半は女性、というのが多くみられる現状です。
男女をとわず、年齢を重ねれば重ねるほど大事なのが、新しいものに対する好奇心です。しかし、やっかいなことに、年齢が高くなると知っていることが増え、それに反比例して好奇心が薄れてしまうのです。特に、新しい物やことへの関心が低下してしまうようです。
新しいことへの関心は、未来に対する好奇心でもあります。「老いるということはアップデートしていないこと」だと言いますが、同時に「未来への関心を失うこと」でもあり「可動域が狭くなること」でもあります。
そうならないために必要なのが、幅広い年齢層や性別を越えた越えた人間関係です。いくつになっても、「可動域を広げよ」という言葉を胸に刻みたいと思います
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