一日読まざれば一日衰える
今日のおすすめの一冊は、森信三師の『森信三 運命をひらく365の金言』(致知出版社)です。その中から「人生二度なし」という題でブログを書きました。
本書の中に「一日読まざれば一日衰える」という心に響く文章がありました。
「一日作(な)さざれば、一日食らわず」という百丈懐海(ひゃくじょう・えかい)禅師の言葉がある。
百丈禅師は高齢になっても毎日鍬(くわ)を手に畑仕事をしていたという。まわりの若い雲水が高齢にもかかわらず、炎天下で畑仕事をして体調を崩したらどうしようと、一計を案じ、ある日禅師の使っている鍬などの農機具をすべて隠してしまった。
農具がないのを知った禅師は仕方なく部屋へと帰っていった。ところが食事の時間になっても、禅師は一切食事に手をつけない。どうしてかと雲水が尋ねると、禅師は「一日作さざれば、一日食らわず」と言ったという。
今日、やるべきことは先延ばししない。今日一日、自分のやるべきことを淡々とやる。まさに、読書もまた同じだ。
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