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人から必要とされる人

今日のおすすめの一冊は、田中研之輔氏の『プロティアン』(日経BP)です。その中から「プロティアン・キャリア」という題でブログを書きました。

本書の中に「人から必要とされる人」という心に響く一節がありました。

「長寿化を恩恵にするためには、古い働き方と生き方に疑問を投げかけ、実験することをいとわず、生涯を通じて『変身』を続ける覚悟をもたなくてはならない」(リンダ・グラットン) 

リンダ・グラットン教授らが説いた「変身し続ける生き方」と、プロティアン・キャリアの提唱者であるダグラス・ホール教授の考え方は、「自分で変化に対応し、キャリアを選択する」という点で、極めて親和性が高いのです。

 働いていれば、誰しも目の前の問題に気を取られてしまいます。職場で抱く不満は、現状を何とか打開したいという真摯な思いから生まれています。 ただ、たとえそうであったとしても、同時に、自分一人ではどうにもしようがない問題が世の中にあることも事実です。 

であれば、いますべきことは目の前の些末な問題と格闘して消耗することではなく、「自分の将来をきちんと見据えて、動くようにする」 ことなのです。 それを実践することが将来の「プロティアン・キャリア」につながっていきます。

大切なのは、自分らしく働いてアイデンティティを確立することと同時に、それが市場や組織から求められていること。この状態が最も理想的なのです。 逆に言えば、社会的なニーズとずれたアイデンティティをよりどころにしても、ビジネスシーンでは歓迎されません。

我々が「生きること」の大きな目的の一つが、「人から必要とされること」であることは間違いがありません。「あなたが必要だ」「あなたがいてくれて嬉しい」と言われることです。

そのために必要なのが、変化し続ける生き方です。かつて、どんなに優秀な人であったとしても、変化することができずに、昔を懐かしみ、愚痴や泣き言ばかりを言う人だったら、人は皆離れていきます。必要とされる人にはならないのです。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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