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凡を極める

今日のおすすめの一冊は、稲盛和夫氏の『稲盛和夫 魂の言葉108』(宝島SUGOI文庫)です。その中から「自分を高めるための読書」という題でブログを書きました。

本書の中に「凡を極める」という心に響く文章がありました。

《平凡な人材を非凡に変えたものは何か。一つのことを飽きずに黙々と努める力、いわば今日一日を懸命に生きる力です》

《「できる」と「知っている」の間には、深くて大きな溝がある。それを埋めてくれるのが、現場での経験なのです。》

『生き方/稲盛和夫』(サンマーク出版)
『心を高める、経営を伸ばす/稲盛和夫』(PHP研究所)

稲盛氏はあまり「才子は買わない」と言います。これは「才子、才に倒れる」 という諺もあるとおり、才のある者は、その才知ゆえになまじ先が見通せてしま うからこそ逆に、今日一日を堅実に、着々と歩を進めることを疎かにしてしまう。 ここに挙げた稲盛氏の言葉のように「知っている」だけでは、「できる」にはならないのです。


「できる」ということは必ず、行動があってこそです。それも、日々の絶え間ない実践の積み重ねが大事なのです。

「神は細部に宿る」と言いますが、細かなところまで手を抜かずに、やりきる努 力をした者にのみ、神は手を差し伸べてくれるのではないでしょうか。

「凡を極めて非凡に至る」という鍵山秀三郎氏の言葉がある。それはまさにイチロー選手の言葉、「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」と同じ。

◆「知っている」だけでは、「できる」にはならない。そこには行動という実践が必要なのだ。頭でっかちの知識だけの人間は、往々にして行動を軽視する。理屈で説得しようとしたり、やってもみないのに「できない」と結論付けたりする。

「凡を究める」。コツコツと実践を積み重ねる人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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