
追いかけられる人になる
今日のおすすめの一冊は、矢作直樹氏の『変わる』(ダイヤモンド社)です。その中から「自分のお役目」とういう題でブログを書きました。
本書の中に「追いかけられる人になる」という心に響く文章がありました。
スタンフォード大学で教鞭をとるティナ・シーリグ氏の著書『20歳のときに知っておきたかったこと』(CCCメディアハウス)に面白い話があります。
画像を三次元化して共有できるソフトを開発した、クールアイリスという会社の話です。同社はスタンフォード大学出身の二人が設立した米国籍のITベンチャーです。意欲もアイディアも満ちていましたが、スタッフがまったく集まらず、ずいぶんと悩んだそうです。
どこに採用募集の広告を出しても、人が来ないのです。そこで彼らが採った策が、「入れてほしいと願う会社になる」というものでした。工夫を凝らしたイベントを徹底して打ち、人海戦術で大量の情報を流しました。
その結果、クールアイリスは、今では世界中から履歴書が殺到する人気企業となったそうです。追いかけても振り向いてもらえないなら、発想を逆転させてみてはいかがですか。
《自分自身が魅力ある人になり、自分から何かを発信する人になる》
◆何かを与え続ける人には大きな魅力があり、まわりには人がどんどん集まってきます。反対に「欲しい欲しい」と求める人(ちょうだいの人)からは人が離れていきます。
SNSなどでフォローの数が欲しいため、どんどん過激な発信になってくる人がいます。自分を目立たせたい、注目を集めたい、自分をアピールしたい、という承認欲求が強い人です。過激になれば、チャラチャラとしたうわべだけの人しか集まりません。
商品や店舗も同じで、広告費をたくさんかけ、イベントをやり続けても、その商品や店舗自身の魅力がなければ、一過性の人気で終わってしまいます。
大事なことは、まず自分を磨くことです。自分を磨き、自分に魅力をつけること。
追いかけるのではなく、追いかけられる人でありたい。
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