今日のおすすめの一冊は、渡部昇一氏の『人生の手引き書』(扶桑社新書)です。その中から「小さな幸せを見つけること」という題でブログを書きました。
本書の中に「個性を抑える」という心に響く文章がありました。
◆組織の中では、誰かに引き上げてもらえなければ上にいくことはできない。それは野球やサッカーなどのスポーツをみてもわかる。監督に気に入られなければ、レギュラーにはなれない。どんなに力があろうと、監督に反発ばかりしていたら、やがて遠ざけられてしまう。
それは「愛嬌」があるかないか、ということでもある。男女を問わず、愛嬌があれば、上司や目上の人には好かれる。新人のときは、特にこの「愛嬌」が必要だ。
これは、会社だけでなく、様々な組織でも同じだ。組織において、使う立場になればわかるが、愛嬌のない個性的な人ほど使いにくいものはない。
《個性的な人ほど、新人のときは個性を抑えている》
そして、自分に実力と人気がつき、しかるべき立場になったら、自分の個性を出せばいい。そのときまで、我慢したり、自分をコントロールできないようでは組織をまとめることはできない。
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