人生は映画
今日のおすすめの一冊は、ひすいこたろうさんの『犬のうんちを踏んでも感動できる人の考え方』(祥伝社黄金文庫)です。その中から「起こることは、すべて最高」という題でブログを書きました。
本書のなかで、ひすいこたろうさんは「映画」についてこう語っています。
ディズニー映画のクリエイターたちは、最初に主人公をどこまで不幸にできるかを考えるんだそうです。 困難と向き合ってどう成長していくかが、面白さのポイントだからです。サスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコックもこんな名言を残しています。
「映画とは、退屈な部分がカットされた人生である」つまり、人生は映画なんです。映画では一番悩む役柄が「主人公」といわれます。一番問題が起きる人を「主人公」というのです。一番問題が起きない人を「通行人」といいます(笑)。ちなみに、悩むことをなく、とにかく最初から強い役柄が「悪役」といわれます。
なぜ、辛いことがあなたの身に起きるのかわかりますか?そう。あなたが主人公だからです。映画では、主人公が光輝くために通過しなければいけないのが敵との攻防、「クライマックス」と呼ばれる試練です。試練がなく主人公が悩まない映画は、悲しいかな、動員が伸び悩み、すぐに打ち切られてしまいます。
どうせなら、大ヒット映画の主役を演じてみたくありませんか?アメリカの脚本家ウェンデル・ウェルマンによると、優れた映画作品では、主人公は3回誤った選択をするといいます。1回の選択でうまくいっちゃう映画は退屈な作品だと。つまり、あなたの人生を大ヒット作品にするには、3回以上失敗した方がむしろいいのです。
そして「タイタニック」のように、かりにハッピーエンドじゃなかったとしても、それでも、心を打つ大ヒット映画は無数にあります。ハッピーエンドになること、夢を叶えることだけが、感動ポイントではないんです。どんな状況になったとしても、そこに真摯に向き合っていくその心の姿勢こそが、心を打つんです。
ちなみに、あなたの人生という映画の観客席には、誰が座っていると思いますか?神様です。神様に、「いや~~。ヤラれた。あの場面で、そうくるとは!感動したよ」とか言われたくないですか?(笑)。神様に一発サプライズをかましてやりましょうよ。
そして、皆様に朗報です。映画では、試練を乗り越えた先に、必ず待っていてくれる人がいます。そう、ヒロイン(恋人)です。皆様、人生という名の映画をがんばって演じきりましょうね!二度とない人生ですから!
ひすいこたろうさんは、自分は「主人公」で敵は「盛り上げ役」だといいます。まったく真逆な世界観を持つ「悪役」が現れ、試練が訪れたときに、いう言葉は「面白くなってきたぜ!」。映画はいよいよクライマックスに入ってきたってことです。人生を映画と捉えたら、何だか面白くなりますよね。
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