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人格を高める三段階

今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『幸せが150%になる不思議な話』(サンマーク出版)です。その中から「すべてはご縁から成り立っている」という題でブログを書きました。

本書の中に「人格を高める三段階」という心に響く文章がありました。

私たちが人生を生きていくうえで、人間性を高めるための、三三%、六六%、九九% という三つの段階があります。 

まず同じ現象を、第一段階として、いかに不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句でとらえないか(三三%)。 次に第二段階として、同じ現象からいかに、うれしい、楽しい、幸せという現象を見出すか(六六%)。 そして第三段階、その同じ現象から、いかに感謝ができるかという段階(九九%)

このようにして、九九%まで人格を高めることができます。 そこまでいったら、もう一個また別な現象が降ってきたら、それをまた一次処理、二次処理、三次処理をします。 また次の現象が起きてきたら、また一、二、三の訓練をします。それのくり返 しによって自分の人間性が高まります。

九九%まではずっと毎日やってください。では、最後の一%とは何でしょうか。この一%は、日本語でいうと「徳」といいます。「日本語でいうと」というのは、英語には「徳」という概念がないからです。

九九%のさらにもう一歩先に、こんな感謝をできることが世の中にはあるんですよ。この一つひとつが全部感謝できるんですよねって言ってくれる人がいると、その人のそばにいることがものすごく幸せになります。その人は、温かい存在になるんです。

そうすると、その人が世の中に存在してくれることに感謝されるようになります。感謝する人ではなくて、存在が感謝される人になる。そういう人がいる場に、人が集まってきます。それを「徳」といいます。

◆小林正観さんは「一般的にいうと、大変なことをやらされているときには、神がその人を見込んで、その人にポイントをあげているときなのです」という。「大変なことをやらされているとき」には、多くの人は、不平不満や、愚痴、泣き言、悪口、文句を言いたくなる。

「なぜ、私がなんでこんな目に合わなければいけないのか」、「私だけどうして」、「もう嫌になる」「辛すぎる」、とつい言いたくなる。そんなときであっても、ニコニコして、淡々とそれを引き受けて、愚痴や泣き言や文句を言わなかったら、段階が一つあがる。

次は、誰もが大変だと思える状況の中に、うれしい、たのしい、おもしろいという状況を見つけることができる、という第二の段階。そして、そんな状況に対して、感謝ができる人が第三段階まで行った人。

そして、そのことをずっと続けていくと、その人まわりに人が集まりだす。その人がいることでまわりが楽しくなり、嬉しくなり、幸せになる。それが、感謝される人。

人格を高める努力を、一生し続けることができる人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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