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気づける人

今日のおすすめの一冊は、高野登氏の『「また、あなたと仕事したい!」と言われる人の習慣』(青春新書)です。その中から「あなたにしかできないことを」という題でブログを書きました。

本書の中に「気づける人」という心に響く一節がありました。

《気がきく人というのは、 気づける人のことです。》 

あなたは周りの人から、気がきく人だと言われますか。 ビジネスの世界では、気がきく人、つまりちょっとしたことに気づく人というのは、とても重宝されます。理由は簡単です。「気づいたこと」は直すことができるけれど、「気づかないこと」は改善できないからですね。 

すなわち、気づく力というのは、お客様へ提供する価値を高めていくための力、と言うこともできるのです。気がきく人というのは、この気づきの力を持って、他人に奉仕する ことができる人のことを言うのです。そう考えると、会社で重宝されるのも、当然のこですね。 

しかしここに、思わぬ落とし穴があります。それは「相手が求めていなければ、それは気づかいではなく、余計なお世話である」ということ。自分の物差しで判断するのではなく、 常に相手の立場に立って物事を見るということが、大事なのです。 

もしも外国からの旅行者に、大阪までの新幹線の席を取ってほしいと言われたら、どんなことに気を使いますか? 私がホテルマン時代に気を使っていたことは、「いつも、富士山の見える窓側の座席を予約してあげる」ことでした。

 「いい旅を楽しんでくださいね」と、言葉で伝えるだけでなく、席を用意することで、その思いを形にして伝えるということです。「何だ、そんなことか」と思われるかもしれません。でも、何をすれば相手が喜んでくれるだろうか、といつも考えるクセをつけるということ。そしてそれを楽しんで行うことが、とても大事なのです。

 自分の中の「感性のエンジン」が育つのは、相手の心に自分の気持ちを寄り添えて対話をする、その瞬間なのですから。

世の中には、「よく気づく人」と「まったく気づかない人」がいます。気づく人は、好奇心が旺盛で、観察力があります。感性が鈍っていないということです。反対に気づく力が弱い人は、感性が鈍っている人です。

感性が鈍ると、感動したり、驚いたりする力が衰えます。「ハッ」としなくなるのです。話をしてもつまらないタイプです。何事にも無関心で、話も続きません。新しいことや、人にも興味がないということになり、こういう人は運からも見放されます。

気づける人と話をすると次から次へと話題が尽きません。好奇心があり、興味の対象が広いからです。新しいことや人にも興味や関心があるので、どんどん縁が広がります。チャンスにも気づける人です。つまり、運に恵まるということです。

今日のブログはこちらから☞人の心に灯をともす


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