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「言葉」を探す読書
今日のおすすめの一冊は、栗山英樹氏の『信じ切る力』(講談社)です。その中から『生きていくには「言葉」が大事』という題でブログを書きました。
本書の中に『「言葉」を探す読書』という心に響く文書がありました。
ファイターズの監督時代、いろんな人の名言を監督室のボードに書いていました。部屋に出たり入ったりするときに、その文字が目に入ってきます。すると、何か迷っていたものに対して、ハッとするような気づきがもらえたりする。ですから、いろんな言葉を、毎日のように書き換えたりしていました。
人間は常に膨大な量の情報に接しています。でも、見えているようで、実は見えていなかったりするのです。新しい言葉も、自分の中に入っているようで入っていないのだと思っています。だから、目の留まるところに大事なことを書いておくといいのです。
自分が重要だと思うものを、まわりに置いておく。そうすると、使いたいときに、サッと使える。料理をするときに、目の前に塩コショウを置いているような感覚です。
巨人の川上哲治監督も、いろんな言葉を貼っていたそうです。それこそ、天井にも貼っていた。そうすることで、言葉が頭の中に入ってくるのです。 実は僕は昔から、貼るのが好きだったかもしれません。 中学のとき、修学旅行で「忍耐」などと書かれた額を買っていました。スポ根の時代でした。
自分で書くと、より強く意識に残ります。自分の字で書いたものだと、目にも留まりやすい。
本を読んでいても、よく言葉を探しています。そして、気になる言葉は書き写します。ノートも、忘れたくない、覚えておきたいから書いているのです。 そして、もっと覚えておきたいものは、毎日見るボードに書いたり、書いて 貼ったりしています。
◆色々な読書の方法があるが、その中に『「言葉」を探す読書』というのがある。自分の心に響く「言葉」を本の中から見つけ出すのだ。それは、何ページもある厚い本であっても、その中にたった一つの「言葉」があるだけでよい。それだけで元が取れてしまうほど貴重な言葉を探す。
「言葉」は自分の置かれた状況や、気持の状態、もっというなら、学びの進化の度合いによっても、選ぶ「言葉」は変わってくる。状況により、同じ本を読んでも刺さる「言葉」が違うのだ。
勇気や元気をもらい、励ましてもらう…
そして、魂を磨き、人格を高める。
『「言葉」を探す読書』はとても大事だ。
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