今日のおすすめの一冊は、新井正明氏の『先人に学ぶリーダーの要諦 先哲の言葉』(致知出版社)です。その中から「常に、喜びと感謝の念を持つ」という題でブログを書きました。
本書の中に「時の流れは人を待たない」という心に響く文章がありました。
「偶成」とは、たまたまできた詩のこと。
若いと思っているうちに、アッというまに年を取り、学問がモノになるのは難しい。 だからこそ、少しの時間を惜しんで勉学に励まなければならない。 池のほとりに萌えゆらぐ若草のように、いつまでも、うつらうつらと夢見心地ではいけない。 階段の前の青桐(あおぎり)の葉は、秋風とともに散ってしまうのだから。
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは」 と詠じたのは親鸞聖人。 満開に咲いている、見事な桜。 明日、見にいけばいいと思っていたら、夜中の嵐で、翌朝はすっかり散ってしまった。 明日がある、明日でいい、と思っていると取り返しのつかなくなることも世の中にはある。
絶好のチャンスを逃したり、会いたいと思っていた人と永遠に会えなくなってしまったり…。 だからこそ、「一期一会」であるし、「人生二度なし」。 会いたいと思ったときが、必然の時であり、「その時」。 勉学も同じで、明日ではなく今が「その時」。
明日も、来年もないのだ、という気持ちで… 今日ただ今を一所懸命に生きてゆきたい。
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