後半生が更に光り輝く人生
今日のおすすめの一冊は、森信三師の『森信三一日一語』(致知出版社)です。その中から「心は見えないから」という題でブログを書きました。
本書の中に「後半生が更に光り輝く人生」という心に響く文章がありました。
◆我々の選ぶ道は、「現状打破の姿勢」か「現状維持の姿勢」の二つに一つだ。現状打破の姿勢の人は、人のせいにせず、自ら選び動く人。現状より常に少しでも良くしていこうという「進歩発展」の姿勢がある。
反対に「現状維持の姿勢」の人は、人のせいにする人だ。グチっぽくて、不平不満が多い。「困った」や「出来ない」が口グセ。現状維持は退歩と同義。なぜなら、自分は現状維持しているつもりでも、社会やまわりが変化して行ってしまうから。
また、退職後の生き方はその人のそれまでの生き方が露わになる。「終わりよければすべてよし」という言葉があるが、人生もまた同じだ。どんなに現役の頃、成功して、バリバリ働いていたとしても、退職後には何もやることがなく、一日中テレビだけ見て過ごすようなら、ただ生きているだけの寂しい人生となってしまう。
反対に、退職後も社会から必要とされ、世のため人のために忙しく働く人生なら、ますます光り輝く人生となる。人は、後半生の評価がその人の一生の評価となる。だからこそ、退職後は、在職中の倍も三倍も気力を振りしぼり、前へ前へと進む必要がある。
人生100年時代、後半生が更に光り輝く人生でありたい。
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