誰もがどんどん勉強ができるすごい時代
今日のおすすめの一冊は、出口治明氏の『本物の思考力』(小学館新書)です。その中から、「習慣化は仕組み化」というテーマで書きました。
「習慣化」と「仕組み化」は私の長年のテーマでもあります。習慣化は個人でも必要ですし、会社レベルでも必要です。そして、「習慣化」を実現するためには「仕組み化」は欠かせません。なぜなら、人は楽な方に流れるからです。
「水は低きに流れ、人は易きに流れる」という言葉があるように、人はどうしても、安易な方に流れがちです。誰でも、自分には甘いですから。それを、自動的に防ぐ方法が「仕組み化」であり「仕掛け化」です。
現代は、SNSという誰もが発信できる無料の武器があります。これを使うとアウトプットが簡単にできます。例えば、読書を習慣化したければ、毎日読んだ本のレビューなり要約をアップすればいいのです。新聞を読むのを習慣化したければ、毎日読んだ記事をシェアしたり、記事の感想をアップしたりすればいいと思います。
たとえば、ゴミ拾いを毎日やろうと決めたなら、それをアウトプット(SNSにアップ)すればいいのです。どんなことであろうと、毎日アップする習慣をつければ、必ずインプットしなければいけないので、それが習慣となります。
インプットを先に考えると、必ず行き詰ります。そうではなくて、アウトプットをすることで、衆人が見ることとなり、それが自分への戒めや、自分で自分を縛(しば)るという意識をつくります。それが、自分で自分を強制的にコントロールするという、仕掛けとなります。
習慣化するには、紙に目標を大きく書いて壁に貼っておく、ということがよく言われます。しかし、この仕組み化を使えば、毎日それを大声で読み上げたりしなくてもできてしまいます。大声もいらないし、気合もいらないという、めちゃくちゃスマートな方法です。
習慣化は、アウトプットとインプットの流れをいかにつくるかです。そして、言うまでもありませんが、そこでは必ずアウトプットが先、ということです。また、現代ほど、そのアウトプットがやりやすい時代はありません。だから人類の長い歴史の中で、現代が一番習慣化しやすい時代だということになりますよね。
それはつまり、現代人が過去のどんな時代より、何かを身に付けたり、勉強できる環境にあるということだと思います。誰もがどんどん勉強ができるすごい時代です。だからこそ、今、SNSの発信をする人としない人とでは、すごい差ができてしまうということですね。
アウトプット、ホントに大事だと思います!
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