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学ぶことによって変わる
今日のおすすめの一冊は、藤尾秀昭氏の『安岡正篤 心に残る言葉』(致知出版社)です。その中から「自分自身をもっと磨く」という題でブログを書きました。
本書の中に「学ぶことによって変わる」という心に響く文章がありました。
安岡先生は真の活学は人の相を変え、運命を変えるといわれています。相が変わるということは気質が変わるということです。
ある偉いお坊さんが、こういう気質、性格の人は絶対貧乏になる、といっています。 それはどういう性格か? 怒りっぽい、愚痴ばかりいう、当り散らす、ムラッ気、あきっぽい、すぐひねくれ る、妬(ねた)む、けち、不潔。
これは私がいったわけじゃないですよ。偉いお坊さんがいったんです。 我々にも「この人は嫌だな」と感じる人がいるでしょう? それは、その人の気質が悪いから嫌に思うんですね。
ところが、皆さん、気質というものは変わるんですよ。 たとえば、さっき話した新井正明さんは、若い頃、ものすごい気が短かったそうです。それが右足を失って、不遇の中で一所懸命学んでいって、ものすごく立派な人格者になっていくわけです。
気質は学ぶことによって変えることができるんです。性格も気質も、学ぶことによって変わる。あるいは磨き高めていくことができる。 だから、やはり人間は気質を変えるために学ばなくてはいけないんですね。
稲盛和夫氏は、「人生の目的」についてこう語る。
私たち人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。その根本的な問いかけに、私は真正面から、それは「心を高める」こと、「魂を磨く」ことにあると答えたいと思います。
欲に迷い、惑うのが、人間という生き物の性(さが)です。放っておけば、私たちは際限なく財産や地位、名誉を欲しがり、快楽に溺れかねない存在です。生きている限り、衣食が足りていなくてはなりませんし、不自由なく暮らしていけるだけのお金も必要です。
だからこそ、「怒りっぽい、愚痴ばかりいう、当り散らす、ムラッ気」、というような気質がある人は、学ぶことによってその気質を変えなければならない。
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