今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『斎藤一人 変な人が書いた人生の哲学』(PHP文庫)です。その中から「人を不安にしない話し方」という題でブログを書きました。
本書の中に「文句を言うならやめる、やめないなら、文句をいわない」という心に響く一節がありました。
向田邦子さんのエッセイの中にこんな話がある。 『父は私たち子供がチョコレートを選ぶ際、絶対に取替えを許さなかった。 「お前はいま、掴んだじゃないか。文句を言うなら自分の手に言え」』(無名仮名人名簿)
兄弟で、小さな粒のマーブルチョコの取り合いになったときの話だ。 人生は取捨選択の連続だ。 受験、就職、結婚…
だって、「親に言われたから」、「学校の先生に強く勧められたから」、と人のせいにする人がいる。 どんなに強力に勧められようが、尊敬する人に言われようが、結局最後に決めたのは自分だ。
「文句を言うならやめればいい」のは、なにも仕事だけではない。 結婚だって、学校だって、自分で決めたものは、すべて、「文句を言うならやめればいい」。 そして、「文句があるなら自分の手に言え」、なのだ。
「文句を言うなら、仕事をやめる。やめないなら、文句を言わない」、という言葉を胸に刻みたい。
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