『でも』と『だって』をやめる
今日のおすすめの一冊は、『運命好転十二条』(五月書房)です。その中から「喜ばれる存在に」という題でブログを書きました。
本書の中に「『でも』と『だって』をやめる」という心に響く文章がありました。
◆人の話を注意して聞いていると、『でも』と『だって』で始める人は意外に多い。 相手の話を聞くより、自分の意見を言わなければ、 「個性のない、できないヤツと思われてしまう」、というような思い込みがあるのかもしれない。
昨今は、自己主張しないと取り残される、自分の意見を言わなければ埋もれてしまう、 というような自己主張全盛の世の中だ。 そして、人の話を聞けない人が恐ろしい勢いで増えている。 その象徴が、『でも』と『だって』だ。
素直な人は、相手の話をニコヤカに黙って、『なるほど、そうですね』と、うなづきながら聞く。 しかし、だからといって、その人の話を全面的に受け入れろ、というのではない。 自分と合わない話、考え方が違う話は、黙って切り捨て、忘れればいいだけのことだ。
素直な人はどこかに鈍(どん)なところを持っている人だ。 カミソリの刃のように鋭い人は、敵を作ってしまいやすい。 ぼーっとして聞いていて、カチンとくることがあっても、次の日になって思い出すくらいの人がいい。
『でも』と『だって』をやめ、「なるほど、そうですよね」と素直に人の話を聞ける人でありたい。
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