今日のおすすめの一冊は、斎藤茂太氏の『「ゆっくり力」でいい人生をおくる』(新講社ワイド新書)です。その中から「多所懸命」という題でブログを書きました。
本書の中に「窓のない高速列車」という心に響く文章がありました。
◆「窓のない高速列車」に乗っている人は、目的地主義の人だ。目的地主義とは、目的地をひたすら目指す人。できるだけ短い時間で、効率的に、無駄をはぶき、一直線に目的を達成しようとする人。
しかし、もし人生を目的地主義にするならば、人生はあっというまに終わってしまうことになる。死に向かって無駄なく最短で、生き急ぐ、ということになるからだ。
ひろさちや氏は、目的地主義ではなく、「道中を楽しむ」生き方にした方がいいという。旅でも目的地に着いてから楽しむのではなく、行くまでの道中を楽しむということだ。
道中を楽しむとは、「頼まれたことを楽しんでやっていく」「寄り道や道草、後戻りを楽しむ」「ドジや失敗を面白がる」「嫌なことも、その中に面白いことを見つける」・・・。
窓のない高速列車を降りて、人生(道中)をもっと楽しむ生き方をしたい。
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