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効率的な選択
たくさんの選択肢からどれを選ぶ?
自分の進路に迷った時、どうやって決めるのか。
現代の子どもたちも、選択肢の多さに困惑している子や、思い込みで誤った認識をしている人など、いろいろいるよ。
希少性の話でもしたように、人生(時間)は希少性の高いもので、自分の人生を豊かにする選択をしてほしいと思う。
選択をするときには、効率的(合理的)な意思決定をする必要がある。この時に念頭に置くべきはその「インセンティブは何か?」ということ。
例えば、進学するかについて悩んでいるときの
高卒者と大卒者の生涯賃金の違い。
学歴 生涯賃金(退職金を含めない)
【男性】
高卒 2億5500万円
大卒 2億8970万円
【女性】
高卒 1億8540万円
大卒 2億4660万円
日本では、女性の場合大卒でないと、6000万円の差が出てくる。これは、無視できないインセンティブになると思っている。退職金を考えると、男性も大卒のインセンティブは大きくなる。
ただ、大学4年間(時間)と、学費、転職が当たり前の世代、副業が当たり前会社を考えると、そこまで大卒の魅力を今は感じない。
特に、現代は、大学は[東京大学]とかじゃないと、意味がない気がする。(年収だけをみると)
今は、賃金に関するインセンティブについて考えたけど、年収は複数あるインセンティブの1つにすぎない。
最も満足できるお金の使い方(自己投資)を考えるべきで、学びたいことや、やりたいことがあるなら、やりきってほしい。
買い物も、学校に行くことも”投資”だと考えてみて。
例えば、2000円の使いみちとして、漫画(400円)とドーナツ(200円)を買うとしよう。
①漫画×5冊、②ドーナツ×10個、③漫画×3冊+ドーナツ4個
いろんな選択ができるだろう。2000円で自分が満足するには、どんな遣い方が良いかな?
1人で使うなら、どっちも手に入る③辺りが気になるかもしれないね。
①を選んだときは、漫画を読み終わった後にドーナツの味が恋しくなったりするだろうし、それは②を選んでも同じかもしれない。
多くの人は③を選ぶだろうし、多くの大人は③を選ばせようとするかもしれない。
でも、そんなことは気にしなくていい。自分が決断して配分を決めなさい。
上の例は、『1人で使うなら』を考えていて
例えば、この後パーティーをするなら、②を選んで、ドーナツを食べ、友人や、家族との楽しい時間(笑顔)を買うこともできる。
①を選んで、友人や親と一緒に楽しい時間を買うこともできる。
インセンティブは、商品からのみ得られるとは限らない。ってこと。
だから、2000円も大学も、就職も、すべて、自分が何を買いたいのかを考えよう。インセンティブは何か分析しよう。
家計では両親が分配を決める
家の中では、食材や、家具、車、服、ほぼすべての配分は親が決めているし、親が決めた土地に住んでいる。だから、そこに生まれた君には分配の決定権は少ない状態だと思う。
だから、可能な限り僕らは君の服や、リュック、靴、お弁当箱などは、君に決めてもらうようにしているんだ。
たまに、口を挟んでしまうこともあるけど許してね。君も僕らが何か購入する時は、限られた家庭内資源分配の最適化に協力してね。
お金の稼ぎ方が多様化していく中で、僕は、『お金の使い方』を学んでいってほしいなと思っているんだ。
限られた資源(時間、お金等)で最大の利益を得るにどうしたら良いのか。
一緒に考えていこう。
希少な資源の分配方法
・絶対的な権力者による分配
・統制された国家による分配
・市場メカニズムによる分配
家計・・市場の価格に影響を受ける。利便(満足)最大化を目的とする。
企業・・市場の価格に影響をふける。利潤最大化を目的とする。