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Steal Like an Artist という本に出会った話

高校3年生だから、最近、将来何がしたいとか、どこに住みたいのかっていうのを考えるようになった。こういう時に必ず考えてしまうのが「お金」。それはもちろん、大人になってたくさん稼ぎたいし、そのお金でお世話になった人に恩返しをしたいし、助けが必要な人も救えるようになりたい。私は、何歳までに〇〇稼いで、〇〇を旅行して…っていう目標立てだけはすっごく具体的にできる。というかそういうのを考えるのが楽しい。週末には、7:00に起きて、8:00に朝ごはん、9:00に勉強開始…みたいなTODOリストを作ることだけは一人前にできる。だが、現実はそうじゃない。週末の夜は、「あー今日も何もできなかった」って思うのが定番だ。つくづく思うのだが、自分には、計画に相当する行動力が身についていない。

大学をいろいろ調べているうちにその大学の卒業生に目がいってしまう。彼らは、世の中を変えるような製品・サービスを生み出していて、すごいなーとは思う。でも僕が本当に知りたいのは、そのビジネスのもともとの発想はどこから得ているのかということだ。よく映画でみるあのひらめきの瞬間。あれはどこから来るのだろうか?こんなことを考えて、図書館をさまよっているとある一冊の本に出会った。

題名は、「アーティストのように盗め」。気になって手に取ってみると最初に出てきたのがこの言葉だった。

Art is theft.

Pablo Picasso

このシンプルすぎるピカソの言葉に衝撃を受けた。アートにあまり興味のない自分でも知っているあのピカソが、芸術とは盗みなんだと断言している。一気に心が軽くなった。スティーブ・ジョブズやジェフ・ベゾズのような世界でものすごい成功を収めている人たちはどこかで必ずインスピレーションを受けている。何も彼らが完全に0からアップルとかアマゾンのアイデアを思いついたわけではないんだ。自分にもなんだかできるような気がしてきてちょっと嬉しかった。

今までは、行動を始める前に理想の姿というものに縛られているような感じがする。完璧な人生、完璧な一日なんて存在しないんだ。とりあえず行動しなよ。結果なんて考えずとりあえず動いてみろよ。誰かが自分に呟いているようだった。

最後にこの本を皆さんに薦めたい。この本は、クリエイティブになる方法が10個書かれていてすっごく読みやすい。アートだけではなく、ビジネスや学業などどんなことにも応用できる知識が載っている。英語だけど、そんなに長くないからぜひぜひ!

2024年9月7日 チャールズ広伸

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