わたしの体温、人間じゃない??
とある美術館でのこと。最近では、入館前に検温と消毒が必須になっている。それで、昨日も訪れた美術館でピピっと検温器を手首に当てられた。
それが、何やら時間がかかっている。
受付の人は、首をかしげているのだ。
???
そこからまた別の検温器を出してきて、ピピっとした。今度は大丈夫だったみたい。
「なんか反応が悪くて 手間取りました。大丈夫ですよ」
なにが手間取ったか理由を聞くと、どうも体温の数値が低く出過ぎて、おかしいと感じたらしいのだ。二台目のピピっのときも、32度台しか数値が出なかったそうなのだ!
わたしの体温、人間じゃない??
まあ、反応が鈍い検温器だったのだろうが。それにしても、悲しい。
もともと、わたしは体温が低く普通にしていたら35度台しかない。このままだと免疫力が落ちやすく、これからの季節はよろしくない。
だから、普段でも 外に出たときはチャカチャカ、シャキッとしながらすっすと歩くのだ。(この日は、チャカチャカ歩きはしていなかったかも…)
他人からみたら急いでいる人みたいな歩き方。だけど、こうでもしないと代謝が低いままで身体が冷えるのです。
近頃では、のんびりと前を歩いている人に、すぐ追いついてしまい、瞬間 「蜜」になる感じ。
ビジネスマンが多い地域に行くと、わたし以上に早く歩いている人がたくさんいて(こちらは、本当に急いでる方たちかも)、なんか変に居心地がいい。
自分の体温を意識するだけで、場の居心地が変化する。
これも、自らの心と身体が繋がっている証なのかもしれないね。
美術展を観る前は、代謝を上げる必要がない。だから身体も穏やかでいい。近頃の検温システムは、必要なことかもしれないけど、知らなければいい情報もあるなあ、なんて思った一コマ。