【中学受験#6】 鷗友学園女子中学校〔学校説明会〕レポート(Season2)
ずっと長男目線で説明会に参加してきたが、これからは長女目線で参加していく説明会。
男の子だとあまり気にしなかった、駅から学校までの通りの雰囲気、内外観、学校のセキュリティなども細かくチェック。
気になる学校、気になるイベントが多いから、夫婦で分担して、極力娘も連れて、できるだけ多くの学校を今年中に見たい。欲張り・・・
鷗友は妻が参加。
アクセス&内外観
小田急線の経堂駅からおしゃれなカフェや気になるパン屋を横目に駅前の通りを抜けると、閑静な住宅街。
そしてすぐに学校が見えてくる。
経堂駅から徒歩8分くらいで到着。
とってもきれいな校舎。
ホールに入ると、演台の後ろが一面窓になっていて、緑が見えることに驚く。新緑のグリーンと木漏れ日が差し込むホールを見て期待が高まる。
きもちがいい。
学園説明
・・・を聞いて、鴎友学園で魅力に感じたのは大きく二つ。
「寄り添い方と手の離し方」
「全力を出せる環境と先生の愛情」
「寄り添い方と手の離し方」
中学に入学してすぐはていねいに寄り添って、だんだんと自律させていくという方針。
例えば、数学の課題。
中1、中2は宿題を全員提出。
中3はテストで基準の得点に達しなかった人だけ。
高校生は提出の義務なし。
という感じ。
高校生になると提出を義務づけなくても、友達どうしでともに学びあったり、自分でコントロールしたりができるようなるのだそう。
最初に手をかけて、少しずつ離していくのは教育の鉄則。
それが上手にできるかは、人に大きく左右される。
高校の入学式は、クラス分けを確認したらそのままバスに乗って箱根へ行き、2泊3日するというのも面白いと思った。
そこで、初めて同じクラスになった友達と話し合いながら、
お風呂の順番から自分たちで決めていく。
一方で、中1だけは30人程度の学級に8クラスという手厚さ(中2からは40人学級)。
中学では3日に一度、高校でも週1で席替えをするなど、生徒どうしが横の繋がりを意識的に作る仕組みがある。
そうすることで、グループに分かれて研究をするときなどに「誰と一緒のグループでやるか」ではなく、「何をしたいか」ベースで動けるようになる。
自分自身やその周りの中高生時代を思い返しては、女子特有の周りに流される雰囲気ではなく、自分らしくいることを大切にしてくれるバックアップを魅力に感じた。
「全力を出せる環境と先生の愛情」
全力を出せる環境としては、中高一緒に学年別で戦う運動会を例に紹介されていた。
一言で、とっても楽しそう!
全力でやっているからこその泣いたり、笑ったり。
かけっこなみに早いムカデ競争や熱いリレー。
全く知らないお子さんの映像を見ているだけなのにジーンとくるくらい。そして、それを支える先生たちの表情もすごくあったかくて。とにかく羨ましかった!
体育大好きな娘は小学校の運動会をものすごーくもの足りなく感じているから、運動会に力を入れている学校は興味を持ちそう。
説明会全体を通して、校長先生の話で繰り返し出てきていた「タフさと愛」ということをとても大切にしているのだと感じた。
説明会に行って惹かれる学校というのは、その学校の最も大切にしている理念が、しっかりとカリキュラム、教師、生徒に行き渡っているなあと感じる学校。
鷗友は、まさにそんな学校。
オープンキャンパスや文化祭などで、今度は娘も一緒に別の角度からもっと知ってみたいなと思った。
大学進学実績や中学入試の説明など
学校ホームページやパンフレットに載っているので詳細は省くが、大学は国公立志向が高く、理系では9割近くが国公立を志望。理系と文系の比率はちょっと理系多めの半々くら
い。
中学入試では算数の形式に大きな変更点があり。
ホームページにサンプル問題と解答用紙が掲載されている。
簡単には、思考系の大問が小問集合に置き換わる。
ちょっと易化する分、平均点は上がるのでは。
国語は、「自分のことばで論理的に結論まで書ききる」ことを求めている。そのために、自分の考えをことばで書き残す練習をつんでおいてという話もあった。
ほぼ記述だし、問いも結構難しい。
最後に、説明会の中で開くことはなかったのだが、最初にもらった資料の中に入っていた「2025年度入試対策資料集」という冊子に、2024年度入試の解答例や配点、解説だけでなく講評や採点例などかなり細かなことまで書かれている。
こんな資料を配ってくれた学校は初めて。
入試結果をかなり細かく分析しているのと、採点にこだわっていることが伝わってきてとても好印象。
説明会自体はオンラインでも聞けるが、受験する可能性があるご家庭は直接行って、この資料をもらっておいた方がいいだろう。