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短歌人会同人、姉野もねさんの死

 短歌人会、同人2所属の姉野もねさんが亡くなられたと『短歌人』2024年8月号でアナウンスがあった。最初は昨日、Twitterでフォロアーさんが呟いているのを発見、とても驚きその方にDMで尋ねた。今月号の『短歌人』の編集後記に載っているようだよ、と聞き、確認。
 そういえば2024年7月号は欠詠していた。6月号が最後、少し困ったような停滞するような内容だった。5月号ではめまいがあって恐怖に襲われるような歌だった。それは現実にあったことで本当に体調が悪そうに思えた。5月号の〆切は3月12日。と言うことはめまいは今年の2月頃か?
 Twitterをやっていることが分かったので遡行してみた。娘さんがいて、去年は台湾に短期留学、帰国して更に本格的に台湾へ留学したくなったと言うようなtweetがあった。そうか、ご家庭があって娘さんが1人いたのか。娘さんが20歳位とするとご本人はプラス30歳くらいか。去年、派遣社員から近くに就職されたとのtweetも見えた。落ち着いて仕事が出来るのは楽だと言うような。お目にかかる事なく他界されてしまった。

 歌人の何人かがTwitterに姉野もねさんの代表歌を流してくれていた。繊細な歌だと思う。自分の言葉を離さずに詠っていた。第18回高瀬賞を受賞されていた。そうだったか、失念していました、おめでとうございました。気になっていた同時代の歌人さんが他界されたのは初めてのことでとてもショックだ。経過からなんとなく急病、脳疾患だったのかな、自死されたのではないような気がする。ある人の死を知ってから、その方をネットで遡行してみたのは初めて。なんとなくやってしまった。僕なりのお弔いとしてnoteの記事にしてネットの川に流そうと思う。

 心からご冥福をお祈り申し上げます。安らかに。さようなら、同時代に短歌をありがとうございました。20年後ころ彼岸でお会いしましょう。