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ここ一年の食生活の変化

1年前に「食べたものが私たちの体を作る」を実感、私の食生活の変化という記事を書きました。

フランスに住んでからの食生活の変化について書いたものですが、あれから1年経って、さらに変化したことが2つあります。
それはグルテンフリーとシュガーフリーを始めたこと。

グルテンフリー

お店でお出ししているメニューには、もれなくパン(バゲット)がついてくるわけですが、お客様から「グルテンフリー中なんで、代わりになるものはありませんか?」と聞かれることが増えてきました。

小麦アレルギーで、体自体がグルテンを受け付けない方もいれば、健康や美容の為という方もいます。

代用品として私達のお店で用意しているのは、パン・オ・マイス(トウモロコシのパン)です。
お店で取引しているパン屋さんに確認したところ、100%トウモロコシ粉を使っているので、グルテンフリーだということです。

お店でお出しているパン・オ・マイス(トウモロコシのパン)


かくいう私も春頃から、ゆる〜くグルテンフリーを続けているので、毎朝パン・オ・マイスを摂っています。私の場合はアレルギーではなく、健康の為。

パン・オ・マイスは小麦粉のパンと違って、かなり軽めのパン。
普通のバゲットが好きな人にとっては物足りなく感じるかもしれません。

どこのパン屋さんでもこのトウモロコシのパンが買えるわけではないので、見つけたら買ってみます。というのもパン屋さんによって、形や味や柔らかさに違いがあって、意外と「これ好み!」というパン・オ・マイスには出会えそうで、出会えないからです。

お店によっては、柔らかいパン・オ・マイスがあるけれど、私は硬めの方が好み。

ここまでのグルテンフリーの効果としては、腸内環境が整ってきたのと、食べ過ぎ防止になるなと感じています。ちなみに昼や夜の食事にはパンを控えています。

私はアレルギーではないので、外食の際はバゲットを食べますし、パスタも食べます。あまり神経質にならないことが続けるコツかと。

パン以外でいうとトウモロコシやお米を使ったグルテンフリーのパスタも試しています。
数年前は味がイマイチだったし、切れやすかったグルテンフリーパスタ。
最近のグルテンフリーパスタは進化していて、結構いけます。

シュガーフリー

グルテンフリーで効果を感じた後に、シュガーフリーも始めてみました。
と言ってもここ数年は甘いものを控えていたので、わりあい簡単に続けられています。
幸いフランスに住んでいるので、デザートは別として、普段の料理に砂糖を使うことはほぼありません。

カカオ85%のブラックチョコレートを時々食べたりしますが、以前ほど欲しなくなってきました。小腹が空いたら、アーモンドやクルミなどのナッツを食べるようにしています。

レストランでは、たいてい前菜+メイン、又はメイン+デザートを選ぶようになっています。
私はメイン+デザートを選択する場合は、迷わずデザートをフロマージュ(チーズ)にしてもらいます。そうすればシュガーフリーは可能です。

ここまでのシュガーフリーの効果としては、まず肌の調子が良くなったこと、そしてイライラしなくなった様な気がします。

甘いものは中毒性があって、なかなかやめられないですよね。美食の国に暮らしていると、外からの誘惑も色々ありますし。私の場合は、2週間くらい我慢したら、不思議と甘いものをとらなくても平気になりました。

しかし、1月はガレット・デ・ロワ (Galette des rois)を食べる機会が多く(既に3回、今月中にあと1回お誘いを受けてます)、シュガーフリーとはなかなかいきませんけどね。

あまりストイックにならずに、食を楽しみつつ、でも食べ過ぎないように調整していく感じで、ゆる~く続けていけたらと思っています。

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昨日の日曜日、夫の親戚家族が手作りのガレット・デ・ロワを持って、我が家に訪ねてきてくれました。

ブノワ手作りのガレット・デ・ロワ
実は彼、パティシエの専門学校の先生なんです。

ブノワの奥さんのバネッサと話していたら、彼女もグルテンフリーを実践していることがわかりました。彼女の場合は肌の調子や胃腸の調子が悪くなったからだそうです。彼女もトウモロコシのパンを食べているんですって。

そして興味深い話をブノワから聞きました。
最近のパン屋さんでは、昔よりも多くグルテンを追加していて、その為にグルテンに関連する炎症を引き起こす可能性が高いんだそうです。

ちなみにグルテンを追加する理由は、食感を良くし、結合力を高め、安定する作用があるからだとか。


私の周りの女性にも、グルテンフリーやシュガーフリーを実践している人が何人かいます。
最近、フランス女性の間では健康への意識がどんどん高くなってきているのを感じます。










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