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起業前に知っておくとよい【経営に必要な8つの数字】4.資金という数字 資金繰りとは?お金の準備とまわし方

資金繰りとは
お金の準備とまわし方のこと。

経営をしていくと計算した
「利益」=「手元にあるお金」
ではない
ことがわかってくる。

請求書を発行してお金をもらったり
請求書が来てからお金を支払ったり

カードを使って支払いをしたり
そして「減価償却」という
会計独特のルールがあったりして

経営して動くお金には
様々なタイムラグが生じてくる。

このタイムラグを予測し
お金を準備していくことが
ビジネスを成長させていくうえでは
必要不可欠な要素になる。

とはいえ、起業したばかりだと
たいていのひとが

通帳の残高を見ながらやっている
ということが多くて

なんとなく
感覚的にできてしまっているという感じ。

どちらかというと
本当に利益が出ているのか?
ということの方が
最初はわからないかもしれない。

お金は日々動いているから
捉えどころがない。
でも確かな感覚はあるよね。

その感覚を
数字や仕組みとリンクさせる
置き換えてわかるようにすることが大事。

毎月どれだけお金がいるのか
毎月どれだけのお金が動いているのか
入出金の合計額を知ること。

月々どのタイミングでお金が入り
どんなタイミングでお金が支払われるか
時間の流れで把握しておく。

お給料はいつが締めで、いつ払う?

同じ売上でも
月末締めもあれば20日締めもあり
翌月末に入金もあれば、翌々月10日入金もある。

売上が月末の締めで翌月末の入金で
お給料が月末締め、翌月10日支払いなら
売上の入金前に支払いがくることになる。

このとき
手持ちのお金が足りないのであれば
お金を準備しなければならない。

毎月の中でのお金の準備もあれば
数カ月先のお金の準備もある。

売り上げが急激に落ち込んだ
数カ月先の税金の支払いがわかっている
毎月最低かかるお金
固定費はわかっているはずだから

月ごとに入出金の数字を並べてみれば
数カ月先に
どこでお金が足りなくなるか

ということがちゃんとわかります。

そうやって
先手先手でお金を準備していく
ということが資金繰り。

毎月お金がなくて
慌てふためいているのは自転車操業。

それは経営を行き当たりばったりで
やってしまってきた結果でもあって

同じ資金を準備するのでも
ちょっとわけが違う。

売上があって利益があって
税金を支払った後のお金を
コツコツと積み重ねていく。

この流れを作っていかないと
資金繰りは安定していかない。

請求したお金を
しっかり支払ってもらうことも大切。

相手が資金繰りができないひとだと
売上げてもお金が入金されないこともある。

売上があっても利益があっても
入金されないでは
資金ショートするのはあたり前。

あたり前だけど
実際にちょこちょこと
そういうことは起きる。

そういうときの対処法も
だんだん学んでいく。

手持ちのお金で足りないのであれば
金融機関から借り入れする。

その時には
申込書
決算書や月次試算表
資金繰り表

はじめてということであれば
事業の概況書
経営者の経歴書
なども必要になる。

そして金融機関の審査にあがる。

新規であればこの審査から入金まで
余裕をもって2ヶ月はみる必要がある。

申し込んだら
すぐお金が入金される
わけではないんですね。

困ったら
簡単に貸してもらえる
わけでもないんですね。

貸したものは
しっかり返して欲しいわけで
しっかり返してもらえるか
大丈夫かどうかをみられるわけです。

このように
お金を準備するには時間も必要。

だから
数カ月先を予測しておく
必要があります。

一般的なお金のまわし方は
金融機関からの借入れ。

手形があるなら割引きや裏書き。
最近は少ないけど手形をきる方もある。

入出金のサイト変更もあれば
一時的な資金ショートで
可能な金額なら自分がだすもあり。

そのために
社長のお給料って高いんだから。


売上があって利益があって
税金を支払った後のお金を管理する。

経営にはそういう流れがあります。

その流れを知って
バランスを上手にとること。

それが安定して
ビジネスを成長させていくコツ!


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