1.踊りデビュー、10歳の盆踊り
奈良で生まれ大阪で育ちました。2歳から14歳までは大阪の北摂、高槻市の北の外れ、日吉台という新興住宅街で育ちました。
住宅地以外、何にもないところでしたが、田んぼや山、川、自然が多く残っていて、子供が育つには最高の環境でした。
高度成長期で子供が本当に多く、自治会や子供会などの活動も活発でした。
そんな自治会主催の盆踊りが町の集会所と広場で毎年開催されていました。
子供会からジュースの引換券がもらえるので、皆んなはジュースを目当てに盆踊り会場に行ってました。僕も小学校の低学年までは皆んなと同じようにジュース目的で盆踊り会場に行くだけで、踊ることなんてなかったと思います。
それが、どんなキッカケかは思い出せないのですが、小学校も高学年になると、真剣に盆踊りを踊るようになります。
もちろん、全然踊り方なんて分からないので、浴衣を着て踊っているオバさんの後ろに着いて、見よう見真似で踊るだけです。でも、盆踊りの曲数なんて知れていて、数曲の民謡を何度もリピートしてかけてるので、1時間も踊ってれば、振り付けも大体、覚えられます。
何が自分をそうさせたのか、記憶はないのですが、盆踊りを踊る『喜び』を感じる小学生になっていました。
これが、人前で、長時間にわたって踊り続ける僕のデビューとなりました。