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【詩】クレイジー・ムーン

銃で頭を撃ち抜いてくれ
狂った月と 赤い太陽
君の言うことなど耳に入らない
苦しみが胸の奥底から湧き上がる
動けなくて構わない
一人にさせてくれ

扉の前で声がする
行きたくないと、僕は言う
精神異常者が一人取り残される
仲間はどこにもいない

暗い井戸から助けを呼ぶ声が聞こえる

隔離された部屋で涙を流している
彼女は正気を失った

二つにわかれた道が光を照らしている

繋がり合う魂が苦しみを解放する
別れを言う時がきた

狂った月が道をみつけていく
狂った月のなかで居場所を探している
狂った月は昇っては消えていく
狂った月が沈んでいく

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