思いが伝わらないのは、「語彙力やセンス」の問題ではない。
どんな分野でも、
専門家として仕事をしていたり、
専門知識を学んだりすると、
そのジャンルのことに詳しくなり、
周りも同じ様な人が増える分、
「一般人」の感覚から遠くなる。
自分たちにしかわからない言葉で話しはじめる。
その輪の中では、それで通じるから。
自分たちスゲーだろの山に登る人たち。
だから、自分たちにしかわからない言葉で
書いたり話したりして、
山の上の会話が、地上には届かない。
地上に向かって話しかけたとしても、地上の人からしたら、宇宙語に聞こえる。
ビジネスの発信をしている人は特に、
同業者よりもすごいことを書かなきゃとか、
同業者と差別化しなきゃとか思って、
さらに山を登り始める。
地上からどんどん遠くなる。
そしてなぜか、
地上にいる人をどこかで馬鹿にしていたりもする。
できてないなーとか、わかってないなーとか言って。
だから通じない。言葉が通じない。
通じない言葉は、「専門用語」だけではない。
自分(たち)にしか通じない言葉は、専門用語やカタカナ語だけではない。
自分でつくった、よくわからない造語なんかもそう。
自分のスマホの中や、自分の周りにいる人ばかり見ていると、どんどん地上の感覚がなくなっていく。
多くの人がそれに気づかず、
「語彙力がないんです」「文章のセンスがないんです」と言っている。
そういうことではない。
地上の言葉を忘れているだけなのだ。
自分の価値を、「相手が知りたいこと」に変換する。
自分の価値を、思いを、相手が知りたいことに変換することで、
自分だけの仕事を作っていきたい方へ。
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