村山玄子(写真家)

子供の頃の夢はサーカスで空中ブランコに乗ること。 山を走ったり、川で泳いだり、体を動かすことが好き。 17歳の時に父のアナログカメラを手にする。 男女双子の母 絶対的に肯定されるという体験は私を暖かく包んでくれている。 https://murayamahiroko.com

村山玄子(写真家)

子供の頃の夢はサーカスで空中ブランコに乗ること。 山を走ったり、川で泳いだり、体を動かすことが好き。 17歳の時に父のアナログカメラを手にする。 男女双子の母 絶対的に肯定されるという体験は私を暖かく包んでくれている。 https://murayamahiroko.com

最近の記事

森の中にある美しいビオトープ     あまだトンボ池

静岡県御殿場市にある「あまだトンボ池」 ここに時々、無性に行きたくなるのです。 理由は、 空気がとても美味しいから。 そして、イモリやヘビ、おたまじゃくしなど、 生き物がたくさん住んでいるから。 今回は、6月の末に行ってみました。 森の小径をずんずん進んでいくと あまだトンボ池はあります。 こんな感じのところです。 自然を残しつつきれいに手入れされたビオトープです。 子供たちはさっそく生き物を探します。 子供たちは、というか私も生き物が好きなので(特にイモリが好きで

    • 土と水と太陽と。子どもたち。

      父の畑へ。雨の晴れ間に。 とうもろこしや茄子、人参、トマトなど夏の野菜がたくさん植えてあって、すこし収穫させてもらいました。 子供たちは土が大好き。水も大好き。 太陽の下で畑を走ったり、耕したり、寝転んでみたり。土や水、自然を近い距離感で感じながら、体を思い切り動かす。 それは誰にとっても豊かで大切なことですよね。成長期の子供にとってはなおさらだと私は感じています。 体操指導を取り入れている園の子どもと、一日中、自由遊びで体を動かしながら体幹を鍛えた子どもが体力測定をす

      • 心に描いた情景をたどる冬の旅。軽井沢ケラ池スケートリンクにて

        軽井沢の森の中にあるケラ池。 冬には凍った池の氷の上でスケートを楽しめる素敵な場所。 池のまわりにあるピッキオという半円形の建物の中にはカフェもある。 ケラ池で子供と一緒にスケートを滑るという情景を私は心に描いていた。子供たちが生まれてくる何年も前から。 そして、今、私たち家族は旅に出た。 心に描いた情景を現実にするために、感じるために。 でも、朝目覚めてみると外は吹雪で… 寒空の軽井沢についたのは、夕方だった。荷物をコテージに運び込んで、吹き抜けの窓を見上げると、雪がチラ

        • 幼児教育の大切さについて改めて考える

          幼児教育について改めて考える。 いよいよ幼児期を終えようとする彼らに、私はあと何がしてあげられるのか。 特に息子のこと。 息子は年少の終わりくらいに急に反抗的になった。それまで、明るくておおらかでお調子者で優しく、とても育てやすいと思っていた息子の変わりぶりに私は焦った。 一方、双子の娘はというと、幼いときから繊細で全ての物事に対して敏感に反応するので手がかかって大変だと私は感じていた。 そして、実は何度も「ああ、息子が二人だったらどんなに楽だろう」と思ったりした。 で

          今見えている光景が光によって別の景色に見えるってなんて感動的

          いつもここから覗けばおじいちゃんが木を剪定する姿が見えた。 実家の小屋の窓。 この小屋には今でも、唐箕(とうみ)と足踏み脱穀機がある。 祖母が作るきなこが大好きだった。 よく乾かした大豆を、足踏み脱穀機にかけて枝から大豆を取り外し、藁の筵に並べて木槌で叩いて、唐箕に入れ、風を起こして殻を取りのぞく。 おじいちゃんとおばあちゃんと私で、大豆の脱穀をした思い出。 唐箕は小屋の中にあって、殻は窓の外に吹き出されるように設えられていた。乾いた皺のある、でも細くて長いおじいち

          今見えている光景が光によって別の景色に見えるってなんて感動的

          スープストックトーキョーのサマーギフト

          夏は冷たいスープもいいなあと思います。 夏休み。 子供たちと、朝早起きして、車に飛び乗って、 渓谷まで行って、ひと泳ぎをして、木陰で、水着のままで、 スープとパンの朝ごはんをしたいなー! 夏はあっという間に過ぎてしまう。 秋の気配を感じては、ああ、もっと遊べばよかったと思う。 だから、今年の夏は全力で遊ぼう! なんてことを考えながら、撮影しました。 夏ギフトのイメージです。

          スープストックトーキョーのサマーギフト

          「Atelier plein EBISU」のビジュアル撮影

          Atelier plein EBISUは、恵比寿の住宅街にひっそり佇む一軒家のお店です。 白くて可愛らしい建物の外観を見て最初に頭に浮かんだのは、木陰のある窓辺でヒヨドリの鳴き声を聴きながら、アフターヌーンティーを楽しむイメージでした。 アフターヌーンティを引き立てるために、できるだけシンプルに。 グレーの天板と白い背景に、木漏れ日を入れるのみで表現しています。木漏れ日も含めてストロボ一灯。 ​シェフパティシエの田村 史奈さんの作られるアフターヌーンティーは、とても繊細

          「Atelier plein EBISU」のビジュアル撮影

          BLUE BEACH NACHIでグランピング

          子供たちをモデルにおもちゃ屋さんの撮影をさせてもらいました。 嵐の夜のグランピングになりましたが、荒波の音を聞きながら飲むスパークリングワインの美味しかったこと。 翌朝はすっきり晴れて撮影日和。 6時に目を醒ました子供たちは、すぐにテントのカーテンをあけて、砂浜に飛び出してゆきます。 息子が遊んでいるおもちゃは、【Green Toys 】のシリーズです。ミルクジャグ(プラスチック)を100%リサイクルして作られているそう。 写真は、asobiskiさんのonline

          BLUE BEACH NACHIでグランピング

          「giraffe」の春のビジュアル

          ネクタイのブランド「giraffe」の春のビジュアルを撮影させてもらいました。『ネクタイとシャツとパソコンがあれば準備万端!これが僕らの新生活様式(ワークスタイル)』 /  Hasselblad 907X 撮影中には、こういうデザインになると思っていなかったのでポスターになってロゴの入り方に驚きました。デザインてすごい。そしてかっこいい。

          「giraffe」の春のビジュアル

          恐竜たちがピンクの世界を歩いたり、飛んだり

          asobiskiさんのおもちゃのonline shopの撮影をさせていただきました。 恐竜たちがピンクの世界を歩いたり、飛んだりしています。 好きなもの以外の何をも見えていない様子で夢中で遊ぶ息子の姿を見て、 彼の見ている世界はもしかして単色の世界なのかも?と思ったのがきっかけでピンクの世界で表現しました。 楽しいおもちゃがいっぱいです。 よかったらぜひ!(^^) https://asobiski.shop-pro.jp/

          恐竜たちがピンクの世界を歩いたり、飛んだり

          いつも見守られているという安心感を大切にしたい

          レンズを向けると、いつもダメダメをしてくる娘。 ファインダー越しの視線だと、自分は見守られているという安心感を感じられないのでしょう。 自分にも経験があるだけに、娘の気持ちがよくわかります。 そんな時は、カメラのバックモニターを上に向けて、 中判カメラのように上から覗きつつ、娘の表情や動きを伺いながら撮ることにしています。 会話するわけでも、なんでもないけれど、いつも見守られているという安心感を大切にしたい。 自然な表情をみせてくれますし、子供目線の低い構図も作りやす

          いつも見守られているという安心感を大切にしたい

          キキごっこ

          実家の庭。 娘が草むらにゴロンと寝転んで、うっとり空を眺めてる。 何してるんだろう? どうやら、映画「魔女の宅急便」のキキになりきっているらしい。     キキが魔女の修行に旅立つ前のシーン。 風が吹き抜け、蜂が舞う― ラジオからは天気予報が流れる― 続いてゆく日々。 土が、陽射しが、 子供たちを育ててくれる。

          古いものばかりで作った、新しい服

          15年前に旅立った祖母が残した生地を使って、 母が手作りで子供服を作ってくれます。 この冬は、肌触りが心地いいウールの生地を選んで作ってもらいました。 昭和顔の息子にぴったりの仕上がりにうっとり。笑 週2で保育園にも着ていってます。 そして、胸に着いている緑のボタン。 これは、父方の祖母が要らなくなった服から取って集めていたもの。 じゃらじゃらとボタンがいっぱい入ってるお菓子の缶。 もののない時代の人らしく、ひとつも無駄なものはなく、すべてを大事にしていたんだと感じられ

          古いものばかりで作った、新しい服