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重大な問題!夜勤の看護師さんはある種の癌の発症率が高い報告も 夜に光を浴び続けていると・・・


体内時計と光の関係のお話

人の全身の37兆個の全ての細胞に24時間を刻む分子時計が刻まれています。
それぞれの細胞が持つ時計を束ねるマスタークロックと呼べるものが脳の一番奥深くの、視交叉上核に存在します。視神経が交差するところの上あたりです。そこにある理由は、目から視神経を介して光の情報が届き、目から入った明るさの情報がマスタークロックに入力しているからです。

朝早い時間帯に強い光が目に入ったり、そして青空の色が目に入ると、もう朝だよと言うシグナルになり全身に情報が送られます。時計の針がちょっと進むイメージをしてください。
逆に夜に強い光を見るとまだ昼ですよと言うシグナルが送ら続けます。そして時計の移送が遅れてしまうのです。これを繰り返しているとどんどん体内の分子時計が遅れていってしまうのです。夜のブルーライトは良くないとよく言われますが、スマホ見ながらベットに入りがちですが、そんなに悪影響なのでしょうか?確かにそれもありますが、それよりも実は・・・

日本の住宅はコンビニ並みに明るすぎる!のも体内時計が狂い、老化の病気の原因となる

なんと、いつも過ごしている、リビングダイニングや寝室にある天井にある光があかるすぎるのです。夜での住宅の中は、実は明るい必要はないのです。雰囲気のいいレストランや欧米のホテルの部屋のようなイメージが理想です。薄暗い暗い感じの方がいいのです。ですが日本の住宅はコンビニ並みに明るいのです。体内にもう夜ですよというシグナルを送らなくてはならないのにまだ昼ですよ。と言っているようなものです。
それを聞いて筆者は、お部屋は夕方と共にダウンライトで過ごすようにしています。

全ての生き物は地球の自転に合わせて体内リズムを獲得してきた歴史があります。体内時計が24時間を刻んでいて睡眠覚醒もサイクルもそれにより制御されていてるということがわかっていていますが、その詳細のメカニズムはまだ研究中です。わかっている中でお話をすると、睡眠覚醒サイクルの橋渡しをしているのが「メラトニン」です。

体内時計と睡眠の関係 「メラトニン」=「夜のホルモン」

健常な人は夜だけ分泌されるのです。夜の21時〜22時くらいから朝の6時〜7時の間だけメラトニンが出ているのです。昼間の分泌はほとんど0です。
メラトニンが出ているとしっかり熟睡でき翌朝スッキリ目覚めることができます。
そもそも人間は昼間寝れないようにできているようです。夜と昼の睡眠の質を調査した結果、昼の睡眠は質が悪いと言う研究発表があります。メラトニンがあるかないかということが重要なのです。
また、アメリカの論文発表では、夜勤の看護師さんはある種の癌の発症率が高いと言う報告もあるのです。
夜強い光を浴びてしまうとメラトニンの分泌が制御されてしまうのです。
続けていくことで健康を害することになるのでいかに夜十分に寝ることが科学的に大切かわかりますね。

暑い最中、寝苦しい夜が続きますが、適温に部屋を涼しくしながら(筆者は27度〜26度)快適だと思える環境を作って眠りたいと思います。

それではまた!

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