コロナ禍採用Ⅲ; 持ち堪えてる!?

今日7/1は、東京ディズニーランドが再開し、朝から嬉しそうな声が聞こえてくる中、香港は前日の香港安全法制定で早速逮捕されまくってるようです。

さて、そんな話題とは対照的に、6/29の失業率と有効求人倍率の発表は、どこかひっそりとしていた印象でしたね。多少メディアで取り上げられていた様ではありますが、そこまで騒ぐことでもないということなのでしょうか?

有効求人倍率

○令和2年5月の有効求人倍率は1.20倍で、前月に比べて0.12ポイント低下。
○令和2年5月の新規求人倍率は1.88倍で、前月に比べて0.03ポイント上昇。

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※厚生労働省 一般職業紹介状況(令和2年5月分)について

状況としては、2012年度の平均の月間有効求人数の水準ですね。リーマンの影響で求人数が一番少なかった、2009年に比べるとまだぜんぜんマシなのではないでしょうか。求人倍率が下がったところに目が奪われがちですが、よく見るべきは、求職者数に大きな変化がないところではないでしょうか。

今月はまだ、求人数は減ってはいるもののまだ就職できているので、求職者数は増えていない。つまり、5月はまだ持ち堪えているとも読み取れます。

6月中旬に緊急事態宣言が解除され、新しい生活様式なるものがあらわれながらも、少しずつ元の生活が戻りつつある。なんとかこのまま持ち堪えてくれたらいいなと思います。それは、景気(経済)と直結するから。

日本の景気を落とさないためにも、採用を止めてはいけないと思うんです。

完全失業率

○完全失業率(季節調整値)は2.9%。前月に比べ0.3ポイントの上昇
○完全失業者数は198万人。前年同月に比べ33万人の増加。

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※総務省統計局 労働力調査 (基本集計) 2020年(令和2年)5月分より

この失業率は、グラフで見ると上がってきたなぁという感じですが、2.9%自体は、3〜4年前の状況です。慌てる必要もない様な気がします。

雇用形態別雇用者数

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※総務省統計局 労働力調査 (基本集計) 2020年(令和2年)5月分より

先月も触れました、雇用形態別雇用者数です。正規の職員・従業員数は、遅行データらしいので、2・3月に雇用された人たちのデータだそうなので、コロナの影響がそろそろ出るかな?というあたりですが、大きな変化はみられませんね。一方で、やはり非正規は落ちた感がある。非正規社員で雇用調整されてるんでしょうね。派遣会社さんは、若干厳しい状況があります。ですが、5月でちょっと反発してるんですよね。4月は、一瞬ショック状態になっていたのかもしれないですね。会社経営の視点でみると至って健全な経営判断をされているようなので、逆にほっとします。もうちょっと我慢すれば、非正規の補充がまた始まるという状況に戻るといいのですが。

渡航解除のタイミングが景気を左右しそうでなりません。

今回のコロナショックは、日本全国をすっぽり覆うほどの超超超大型台風が2〜3ヶ月間の長い期間で日本全土で停滞してた様な状態で、全国的に見えない大被害をうけてしまっていて、これから復興していかなければならない様な状態なのではないでしょうか?

これから、地域ごとに復興していき、早いうちに元の生活に戻れれば、経済も元に戻ると思います。それは、そんなに難しい話ではないと思います。

しかし、悪いことに、この1番の被害を受けているのは空港です。残念ながら、国際線が使えない状況になっている。これでは、グローバルなビジネス(日本が一番儲けているであろう領域)がストップしたままです。

つまり、海外との接点が機能不全になっている。これがひとつのボトルネック。そして、その解決のためには、日本は、早いところ世界のパンデミックを止めにかかった方がいい。国内は政治が不全でも、国民の「かってに自粛システム」で抑えられるけど、世界はそうもいかないみたいです。早いところ世界のパンデミックを抑えないと、日本の内需だけでは、日本の経済は立ち行かなくなるのではないかと危惧しています。


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