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世界のニュース - 9 MAY SAT
こんばんは。
涼しい土曜日の夜、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日もアメリカWall Street JournalとイギリスのThe Guardian二紙を覗いていきます。
まず今日の記事の画像に、垂直に上がる棒グラフの表を入れました。
これは、なんの表でしょう。
正解は、アメリカの失業率の推移です。
4月、アメリカで職を失った人は 20.5 million - 2千万人に昇りました。
失業率は14.7%をマークし、1939年以降、1ヶ月で失う職の数として最低の記録が出てしまいました。
By comparison, nearly 2 million jobs were lost in one month in 1945, at the end of World War II.
記事の中で比較として出されている第二次世界大戦終戦時の失われた職の200万を持ってしても、それを十倍も上回っています。
このパンデミックが起きるまでアメリカは、約50年の内で最低基準の低い離職率を維持していたそうです。
十年単位の時間を掛けて作られていくような、数千万という職が、ものの1ヶ月で失われてしまいました。
飲食業や接客業だけでなく、会計士や弁護士などの専門性の高い職業や、先日に触れた1,900の職をカットするAirbnb, 3,700の職をカットするUberなど、テックカンパニーにも波及が広がっています。
「事態が収束したら再雇用する」と一時的に解雇された人も多いようですが、先は見通せず、事業者としても雇い直せるか分からないのが現実だそうです。
All I can do is hope that at some point I can get back to some sense of normalcy within our business - or new normalcy
今はいつか私たちの仕事も含めて、日常が戻ることを願うことしかできない、若しくは新しい日常が来ることを。
一方、The Guardian紙ではアメリカが中国記者へのビザの条件を厳しくした新しいガイドラインを発表しました。
これは3月に中国が中国にいるアメリカ三紙の記者を強制的に帰国させたことに対する報復に当たるそうです。
直接的な闘いには及んでいないにしろ、アメリカ、中国の緊張が日に日に増していくことが伝わってきます。
日本も経済への影響が日に日に深刻化しています。
自粛期間が続き堪えますが、心身ともに健康であるよう、よく眠りましょう。
ref.
The Wall Street Journal
https://www.wsj.com
The Guardian
https://www.theguardian.com/international