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どの媒体で学ぶか 小さい頃、近所のオモチャ屋さんで手品道具に出会いました。 株式会社テンヨーというマジック道具メーカーの商品が、ほぼ全品500円程度で売っていた時代のお話です。 早速、お小遣いでひとつだけ購入し、自分の部屋でこっそり開封してみた時の衝撃は今でも忘れられません。 「こういう仕掛けを使えば、こんな不思議な現象が起こせるんだ!」 当時の私にとって、とても扱い難い道具でしたが、解説書を必死で読みながら何とか理解しました。 そして、やっとの思い覚えたマジックをお
マジックの学び方と併せて重要なのは、マジック道具の仕入れ方です。 長くマジックを続けようと思えば、様々なマジック道具との出会いがありますが、しかし、マジック道具も多種多様で、きちんと性質を理解しておかなければ、思わぬトラブルに見舞われてしまうこともあります。 この章では、マジックの商品について、《マジックグッズの効能(良い点・悪い点)》や《マジックグッズの闇》を思うところ・感じる所を幾つか挙げてまいります。 是非参考にして頂き、損や無駄や被害を最小限に押さえ、有効
それぞれの特徴を知るマジックの区分け マジックもいろいろなジャンルに区分けされますから、何から学び始めようかと悩む方もいらっしゃるかもしれません。 まずは、どんな区分けがあるかをを簡単にご紹介します。 テーブルマジック(クロースアップマジック) お客様の目の前で演じるトランプ、コインなど小物を使った至近距離マジックで、1人~10人程度のお客様に演じるジャンルです。 各テーブルを廻りながらそれぞれのテーブルごとに演じるホッピングという形態も基本的にはこれに属する場合
ギミックとテクニック マジック好きな方々の中には、《ギミック》と《テクニック》を対義語のように考える方がいらっしゃいます。 そして、それは時折、ギミック至上主義やテクニック至上主義に繋がっていきます。 テクニック至上主義とはたとえば、 「ギミックを使うのは初心者であり、テクニックこそが上級者の証」 というような考え方のことです。 もちろん、考え方は個人の自由ですから、それはそれでよいのですが、ただ、優れたマジックは《ギミック》と《テクニック》が共存していることも往々に