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ヤドカリ放浪記2024〜琴崎八幡宮-宇部新川編〜

3月8日
6:58
起床

まだ寝ておくつもりだったが目が覚めてしまった
胃の方は若干もたれている
車を降りると地面が濡れている
そういや夜中に雨が降ってたな
身支度を整えて精算へ
あ〜百円足りないか〜と思ったら、思いの外に十円玉が活躍してくれた
無事出庫
予定より早いが行動開始である
7:47
琴崎八幡宮

859年、八幡宮の総本宮である大分の宇佐神宮から京都の石清水八幡宮へ御分霊を移す際、嵐を避ける為に宇部に立ち寄ったことが起源とされ、以来毛利元就をはじめ、多くの藩主・領主に崇敬された由緒ある八幡宮

宇部の守り神として多くの市民に親しまれている神社
そんな立派な神社とは露知らず、たまたま立ち寄り、参拝する
7:54
縁結びの樹

本殿を観に行くとその隣にヒッソリと立っていた大木
この木の周りを男性は左回り、女性は右に回り願掛けすると良き縁に巡りあえるとされ、恋人同士がそれぞれ左右から回り始め出会った所で誓いを立てると永遠の愛が約束されるとされるである琴崎八幡宮の御神木である
7:57
琴崎稲荷神社

1868年、稲荷神社総本社である京都伏見稲荷大社より御勧請された御祭神に宇迦之御魂神・佐田彦神・大宮能売神を祀る琴崎八幡宮の境内社
商売繁盛・五穀豊接・産業振興・開運厄除に御利益があるらしい
社の前には狐面が二躰祀られ、鳥居前には親子なでぎつねが祀られている

7:59
神馬像

1910年、第二鵜の島炭鉱が鉱山終業記念に 銅製神馬を奉納したが大東亜戦争中の金属供出で失われた
以来、神馬の再建が望まれていたが甲午にあたる2014年、川上南側の瀧山健次郎が琴崎八幡宮壱千七百年式年大祭記念に奉献した像である
8:00
宮地嶽神社

御祭神に息長足毘売命・勝村大神勝賴大神を祀る琴崎八幡宮の末社
家運繁盛・諸難除去・福德開運・商売繁盛に御利益あり
此処も俺には関係ない神社
社前には、なでいぬ安産子育て犬の像が立っている

8:02
琴崎薬神社

御祭神に少彦名命・大己貴命の二柱を祀る琴崎八幡宮の末社
1982年に島根県静間神社より御分霊を御勧請
薬が神社は全国的にも数が少なく珍しい神社で諸病除神・医薬の神らしい
此処には、なでうさぎが祀られている

因幡の白兎の故事に因み、大国主命の御神徳を広く、参拝の方々にお受け頂きたいと願い、御神前に設置
琴崎薬神社に参拝祈願された後、自身の癒してもらいたい部位と同じ所を祈念しながら撫でると大神様の御加護を頂けるらしい
8:04
秋葉神社

御祭神に火之迦具土大神を祀る琴崎八幡宮の末社
往古より火の幸を恵み、悪火を鎮め、諸厄諸病を祓い除く、火防開運の神として祀られ、里の人々からは秋葉さんと崇められていた
火災消除・家内安全・開運厄除・工業発展・商売繁盛・恋愛成就の神徳あり
宮地嶽神社・琴崎薬神社と三社並んで鎮座している
そしてここは普通の狛犬が祀られている
撫で狛犬かな?
8:05
檜皮葺工事石柱

檜皮葺は奈良時代に始まったといわれ、厚さ1.5㍉のヒノキの樹皮を何層にも重ね、竹の釘で打ち付け固定する技法で美しく滑らかな曲線を出せるのが特徴の屋根
1918年に起きた米騒動後の精神的復興のシンボルとして琴崎八幡宮の本殿屋根の 檜皮葺工事が1919年に行われた
これはその記念碑
石柱には工事の寄付者名が刻まれている
8:08
西清軍凱旋碑

1894年に起きた日清戦争には宇部村から244人の従軍兵士が出陣し、全員無事であった
この戦争で石炭需要が高まり、松林だった 緑ヶ浜に多くの小炭鉱が操業し、炭鉱都市の基盤が出来た
こうした一切のメモリアルとして藤田義輔撰の漢詩を刻んだ石碑が1896年に建立された
8:11
針塚

宇部和裁専門学校が針供養の為、建立した石碑
1984年に関係者120名が参列して除幕式 が行われた
現在も毎年針まつりが行われている
琴崎八幡宮本殿裏に設置されている
その先は保育園
此処から一度、八幡宮の境内から出る
8:13
琴崎八幡宮馬場遺跡

琴崎八幡宮の周辺からいくつかの遺跡が発見されている
此処はその一ヶ所で1959年に工藤正氏が境内下の競馬場の山林斜面から弥生式土器片や磨製石剣・扁平片刀石斧等が発掘されている
1961年には琴崎八幡宮二十二代宮司・白石正が神社裏の自宅付近から弥生式土器、石包丁を発見した事が報じられている
更に1963年にも競馬場から弥生式土器の破片が見つかっている
現在は琴崎公園として整備されている
8:17
一の鳥居

馬場遺跡から国道490号線に出て、再び琴崎八幡宮
鳥居の横には虹と龍なる巨大絵馬が奉納されていた
この絵馬は上宇部中学校美術部が制作したものらしい
その作品は雨上がりに虹が架かる空に氷山の間から龍が力強く空に昇っていく姿が描かれている
困難を乗り越え、今まで制限されていた様々な事に思い切り挑戦していこうという願いを込められている
へぇ~(´・ω・`)
8:18
北清役記念碑

1900年、欧米帝国主義打倒の為、山東省で蜂起した清国の義和団を日本軍が英・米・露・仏・独・墺・伊の七ヶ国と連合して勝利した記念碑
宇部では旧福原家臣の大富徳寿が犠牲に なった為にも地元有志により1902年に建立された碑である
8:19
今上天皇陛下御製碑

1985年、昭和天皇御在位六十年と聖寿84歳を祝賀して、1933年に歌会始の御製歌・朝海を碑文にし、宇部市民有志が建立した碑
揮毫は元文部大臣の田中龍夫による物
8:20
縣社琴崎八幡宮碑

1938年の琴崎八幡宮の縣社昇格を記念し、1939年に建てられた碑
当時許可を与えた内務大臣の末次信正が山口県出身だった事で縣社琴崎八幡宮を墨書
此が現在の石碑の文字になっている
8:22
沖田炭鉱大燈籠

千五百五十年式年大祭があった安政5年、沖田炭山連中が奉納した石灯籠
幕末の宇部において早くも石炭採掘が盛んだった様子が伺える貴重な石造物である
8:23
渡邉祐策「吐輝」の大燈籠
1915)年に沖ノ山炭鉱の渡邊祐策が大正天皇の御大典記念として寄進した石灯籠
中国三国〜晋代の竹林七賢人の中心人物、嵇康の漢詩の中に「光灯吐輝」(光灯輝きを吐き・・・)との節がある
側面に祐策の号名清忠が刻ま れている
8:25
皇太子殿下行啓記念碑

後の大正天皇が日本を行脚した時に宇部に寄った記念碑
大典記念営繕之碑・皇太子殿下(今上天皇)御誕生記念碑と共に並んで建っている
8:28
セメント扁額

1927年に神原小学校前の参宮道路に建立されたコンクリート製の大鳥居の扁額
1968年に大鳥居は撤去され、忘れられていたが壱千七百年式年大祭記念事業の為に組織された調査委員会の調査の中で杜の中から扁額が四二年振りに発見された物である
材料のコンクリートは渡辺祐策が1923年に創業した宇部セメント会社の初期製品と考えられる
8:29
御大典記念参道敷石

昭和天皇御即位(御大典)を記念して1928年に徳山みかげで 整備された参道126坪の敷石
8:30
千五百五十年式年大祭狛犬

社殿に向って右狛犬は阿吽の阿、左狛犬は阿吽の呼
1858年の千五百五十年式年大祭で奉納された狛犬である

ちょっと不格好な狛犬だw
8:31
皇紀二千六百年・教育勅語煥発五十周年記念

1940年、教育勅語が発布された年から五十年目
この年は橿原宮で神武天皇が御即位され てから2600年目で皇紀二千六百年と呼ば れ、国を揚げて盛大な祭りが行われた
これはそんな記念樹

そんなこんな琴崎八幡宮参拝及び観光
思いの外、時間を有効に使えました♡
8:45
ウォンツ宇部1丁目店

ツルハグループドラッグストア
点鼻薬を切らしてしまって立寄るがまだ開店前
しばし開店を待つ
そして九時
開店と同時に点鼻薬購入
ついでに朝飯におにぎりも購入する
9:15
JA山口県宇部支所

ふれあい朝市開催してたので寄ってみた
なんでも二十五年も続く歴史ある朝市らしい
仮設で営業中だったけど一寸覗いてみた
大したものは無かった…
9:17
セブンイレブン宇部海南町店

時間調整がてらに寄ったが立ち読み出来ず
コーヒーを買って店を出る
スマホ忘れる
無事回収出来た💦
9:27
カッタの湯

十時からの開店を待つ
二階がゲーセンだけどゲームしないからな
すると中に入って行く客らしき人等
どうやら中で待てるみたいだ
券を購入して待機する
どんな浴場だったのかまったく記憶に残っていないおよそ二十年振りの訪問
入浴料は600円
食事付きで1000円
この後、飲み歩きたいので600円払います
そして地元の方を差し置いて一番風呂

大浴場の真ん中には人工炭酸泉&白湯
ジェットバスに電気風呂
三つのサウナに水風呂
そして露天風呂

サウナ以外すべて浸からせてもらう
サウナ嫌いじゃないけどブームになった今、興味が無くなってるのだ
大体、誰が言い出したのか知らないが整うってのが意味が判らない
整うとは
《五自》
めざす状態に全体がよくまとまる。
乱れずきちんとそろう。調和がとれる。「隊形が―」「―・った文章」「―・った顔立ち」。不足なく備えができる。
「準備が―」
約束事がぐあいよくまとまる。
「縁談が―」
との事
追加としては、ねずっちの「整いました」ぐらいだろう
サウナと水風呂を交互に入るなら俺は温泉と水風呂で充分だ
そっちの方がサウナで感じられる気持ち良さプラスに温泉の成分も吸収出来るのだから
ホンマ流行りに乗っかるのってキライです
そんなこんなでスッキリサッパリ
10:50
ザ・パーク宇部西本町第1

昨日停めた駐車場とは別の駅前の有料駐車場
24時間最大500円の格安駐車場だ
さて呑みに行きますか
昨日、宇部新川での夜が不完全だったので今日も引き続き宇部飲み歩きするのだ♪
10:58
なかの

中にネコが居て、気になった元帽子・ミセスの店
現在は猫保護施設
茶トの会の本部らしい
三匹のネコが寛いでる

中は昭和な茶の間
ふれあえるのかな〜?
11:00
宇丼

湯上がりの一杯はうどん屋で焼酎
長丁場の飲みになると思うので、とりあえず焼酎ロック
この湯上がりに一杯やってこそ、サウナーが云う整った〜状態だと思います
そして一杯一品
かけうどんを注文

宇部のうどんはこんな感じで細くて柔らかいです
そんなこんな宇部呑歩記再開一軒目
因みに今度の火曜から居酒屋として営業するらしい
来るには少し早かったなw
11:35
あかつき食堂

魚のアラ炊き無料 早い者勝ち!!の貼り紙に惹かれて入店した鮮魚店経営の食堂
ショーケースに料理が並ぶ昭和スタイル

流石に酒だけでアラ炊きを取るほど非常識になれず180円の二品盛をショーケースからアラ炊きと一緒に取り、レジでビール注文
するとビールには小鉢付き
合計530円で豪華昼飲み♡

因みに小鉢はとろとろ蕪の野菜餡掛け
二品盛はかき揚げと炒り卵
でもアラ炊きが一番立派
他に刺身もあったんだけど、昨日の居酒屋平八の刺身よりこっちの方が安くて量あんじゃんw
この店良いな〜♡
そんな小さな幸せを感じて呑んでると鳥山明の訃報が入る
ビックリした…
12:55
おいでませキッチン

インドネシア系の方がやられてるお店
声を掛けられて入ったが焼肉屋だった
もう焼肉はウンザリなので玉子焼きで一杯
玉子焼き直ぐに出て来たから作り置きと思ってたら焼き立てだった
甘じょっぱい玉子焼き

そして焼酎一杯で1200円だった
一番ショボいのに一番高かった…(´・ω・`)
13:56
ダグアウト

駅裏を歩いていたら見付けたレストラン?
金土日は通しでやっていたので飛び込む
店内は70年代的な雰囲気
金曜はビール400円だったので生ビールと牛スジ煮込みで一杯やる
この煮込み、ゴボウも入っていてなかなか旨い
これは参考になったな〜
いい感じのミュージックも掛かっていてマッタリと昼飲みを楽しみます
此処も良いな♫
15:18
どてかぼちゃ

Googleマップには出てるけど、誰一人と口コミが無かった店
もしかしたら既に閉店している店かも知れないと思いつつも、一縷の望みを掛けて訪れてみるとあった
営業してた
常連と思わしき男性と女将が談笑してた

とりあえず焼酎の生を注文するとロンググラスに並々と注がれた
これは二杯分は取られるか…
まぁ〜仕方ない
それはそうと一杯一品
カウンターに並べられているおばんざいをどれか一品お願いしますと頼むと「このおばんざい全て盛って500円だから」と常連さん
じゃあそれでと頼むと結構こんもり盛られた…
これで500円!?
良い店だな〜

そりゃ〜誰も口コミ書かない筈だわ
此処はそっとしておきたい店だわ
そんなおばんざい盛合せで一杯やってると常連が話し掛けてくる
どうやら千々松広明と言うYouTuberらしい
自分でYouTuberって名乗るって…
こう云う奴大嫌い♡
コイツが居らんかったら最高に楽しい店だったな
で会計は900円
あの並々の焼酎が400円?
マジ良い店なんだが(*´ω`*)
17:13
ユニクロ発祥の地

山口県宇部を地盤として主に土木業に携わっていた柳井等氏が1949年に宇部新川駅前の商店街にて紳士服店・メンズショップ小郡商事を開業
高級な背広等の衣料店だったらしい
そうかだからどてかぼちゃでユニクロの社長がなんやらとか千々松広明がエラそうに言ってたのか
まぁ〜どうでも良い
たまたまこのスポットの前を通ったから見学しただけだから
ユニクロ自体に興味なし
現在は駐車場
17:15
岩本清酒本店

六軒目に向かっていると見付けた味のある建物
現在は営業をしていない様子だ
余りの昭和チックで素敵な外観だったので惹かれて寄ってみた
隣のライブハウスが賑やかだった
17:17
YURIN'S BEER

今回、宇部新川に留まった理由の一つ
昭和初期のサーバーと現代のサーバーを使い分け、注ぎ方で味わいを変えるBEER BAR
ここでしか飲めない生ビールがある
の看板に惹かれ、此処のビールが飲みたくて延泊していた様なもんだ
で実際飲んでみた
一杯目にオススメと書いてあったFIRSTを注文して飲んでみた
メニューの説明によるとFIRSTは日本の生ビールの原点!

雑味のない爽快な喉ごし
これを飲まなきゃはじまらない!
との事
確かに泡に変化ある
期待ほどではなかったけど美味しかったよ
なのでつい二杯目を注文
昭和と現代、二つのサーバーを併用して完成させるハイブリッド生麦酒SHARP
苦味と炭酸が効いたキリッ!とタイプの麦酒らしい

うん、此方だな♪
旨い♡
そして居心地も良かった
おはるちゃんとの会話が楽しかった
因みに十九時から席料が掛かるのでその前に退店
此処もまた来たい店だ
それまで、おはるちゃん居るかな〜(*´ω`*)
19:20
宇部銘酒センター

その屋号に惹かれて入店したけど、言うほど銘酒がない
だけど良い
地元の方も自分のご褒美だと訪れるほど良い店だ
どれ食べても旨いらしく、俺はそんな地元の方のおすすめのメゴチの唐揚げを食す

うん、普通に美味しい
そんなメゴチの唐揚げを勧めてくれた地元の方と仲良くなり、終始お喋り
どうも同年代らしく話題が合う
バイトの娘にも絡んで楽しい呑みになる
ちなみに昔はかなりの名店だったらしく二階にも席があったらしい
別館もあったらしい
現在はかなり縮小されたが人気は衰えず、絶えず客が入ってくる
断られる客も居る程だ
こりゃ〜良い店に入ったな♪
21:12
日本酒BAR 兄ちゃんの店

めずらしいお酒・美味しいお酒を多数そろえております
の案内に惹かれて入店
辛口の地酒をお願いしたら長門峡をチョイスしてくれた

お通しは三種盛り
どれも手作り
しかもナメロウ入ってんじゃん

もうホンマ呑助を判ってる店だね
店内には懐メロが流れている
村下孝蔵の初恋を聴きながら長門峡をチビチビ
はぁ〜最後に良い店に入ったな〜
ちなみにランチもやってるらしくカレーがあるらしい
昼に来れば良かったな〜(^ω^;
23:21
ヤドカリ帰還

千鳥足で帰還
そんな宇部呑歩記
そんな八軒はしご酒
はあ〜宇部…
ディープで良い街だった
延泊して正解です
また飲みに来たいな〜宇部新川(*´ω`*)

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松川紘己
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