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ヤドカリ放浪記2015〜奥豊後温泉郷マイスター五ッ星・直入編〜

5月29日
AM8:23
ひろきん邸

鹿児島に旅立っている筈の五月末
歯の治療で遠出が出来ないので近場でプチ放浪をしようと思い立つ朝
あれもこれもと準備してたらあっという間に時間が過ぎる
AM9:35
ヤドカリ始動
今回も頑張ってもらいます温玉号
花田くんに録画してもらっていた深夜アニメを流しながら南下
そして西へ走ります
しかし最近の深夜アニメは不作だな〜
AM10:15
エネオスセルフ賀来SS
残り1メーター
ココを逃したら、しばらくガソリンスタンドは無さそうなのでココで給油
Tカードを使ったらリッター133円だった
このご時世に安い方だね♪
そして目的地を目指していたら1961年以来となる54年振りに口永良部島の新岳が噴火したニュースが入ってきた!!
最近全国的に火山の噴火が目立っていますな(^ω^;
AM11:01
線刻磨崖仏

高さ2m、幅6mの凝灰石の露出垂直壁面のほぼ中央に二躯の線彫りした磨崖
観世音菩薩座像と金剛界大日如来が刻まれている
更に自然石に梵字を蓮華座の上に線刻した板碑が二基
阿弥陀如来のキリークと釈迦如来のバグが刻まれている
磨崖仏と板碑共に室町時代の作と見られているホント線だけの磨崖仏
併しこんな子供が書いた落書きみたいな磨崖仏は初めて観ましたw
県指定史跡だとか…
AM11:16
長湯温泉

一時期、心無いブロガーのせいで日本一の称号を下ろしていた温泉地
ガニ湯がシンボルで名実共とは言えないが日本一の炭酸泉で全国的にも有名な大分が誇る名湯
武将と赤野と訪れた以来の久し振りの訪問である
ココを中心に奥豊後温泉郷マイスターが開催されているのだ
奥豊後温泉郷マイスターとは竹田市全域を巡る2005年から始まった竹田市版温泉道
コレまで四度制覇しており、四ッ星マイスターを頂いているので、今回で五回目のチャレンジで五ッ星マイスターを目指すのである
とは言っても既に何湯か巡っているので対象施設全34湯浸からなくても良い
とりあえず道の駅ながゆ温泉に車を停めてパラサイト号で湯巡り開始である
AM11:33
広瀬湧水

国民宿舎直入荘の敷地内に湧く天然水
コレからの湯巡りの為に給水します
ちなみに直入荘も奥豊後温泉郷マイスターの対象施設だったが只今絶賛休館中
ココの湯好きだったのにな(´・ω・`)
AM11:36
みつばちの湯

芹川から少し離れた場所にヒッソリと佇んでいた旧・長湯憩いの家
お湯の熱さは相変わらずです
あまりしたくないけど、ガンガンと加水してぬるめでマッタリ浸かりました
現在は入浴はもちろん高齢者・障がい者の方も利用できる温泉交流館として営業している
PM0:30
権現山公園
約八万年前の阿蘇山の噴火の際に火砕流が推積したも思われる山
大きな船を逆さにした形に似ており、その昔大船山に向かって航行中の船が何らかの原因で転覆したものという逸話も残っている
一時期この山は船山植物園とも呼ばれていた頂上には日清・日露・太平洋戦争の戦没者の慰霊碑が建てられた
また数々の歌人の歌碑が設けられている
遠くから観ると温泉マークで植物が植えられているのが分かる
そんな公園を通り、横切る
PM0:53
あすかの湯

オートキャンプ場と併設している天然温泉施設
入り口には足湯が設置
お隣では飲泉所及び久住大船水の水汲み場が設けられている

そんなあすかの湯は黄褐色に濁ったお湯は意外にもサラッとしており肌ざわり良い温泉です
温度もそんなに高くなく心地良く浸かれる

また内湯のすぐ外には露天風呂『炭酸泉・気泡風呂』もあったのだが潰されて新しい露天風呂が作られていた

更に内湯にも体に泡が付くプチラムネ浴槽も新しく作られていた
これまであすかの湯にはなかったぬるめの温泉で他の湯舟に見向きもせず一時間半ほど浸かってマッタリ♡
PM2:23
千寿温泉

相変わらずの番台のおじいちゃん
受付を済まし少し赤味がかった少し薄い緑色の湯に浸かる
カルシウム成分が豊富で口に含めば甘味のある鉄分が広がる
多少炭酸味もある
温泉湧出口からはガスと共にゴボゴボと温泉が注ぎ込まれ絶えず新鮮な湯が湯舟から溢れている
火照った身体を冷ますため湯舟から上がり一面温泉成分で染まり創られた析出物の床に寝そべって一息
この温泉成分で出来た凸凹の床は俺にとっては大理石で出来た床より価値がある
そんな床に大の字で寝転ぶだなんてある意味贅沢な行為だw
身体を冷やしつつ、掛け流れる湯を背中に感じ寝転ぶ
なんか幸せな気分♪
でも熱いから最低ノルマ三十分だけ入浴する
PM3:00
万象の湯

旧直入町のJAにあったやすらぎの湯と言う入浴施設跡に2007年、御前湯・ラムネ温泉に続く第三の温泉館としてオープンした長湯歴史温泉伝承館
敷地内には宿泊施設・薬膳バイキング天恵塾食堂・クワバタキッチンと飲食施設・多目的ホール・リラクゼーションホールルカスが併設
そんな第三の温泉館でひとっ風呂
濃きマグネシウム-ナトリウム炭酸水素塩泉の湯が注ぎこまれた湯舟が一つ
その横には小さな水風呂
炭酸が溶け込んだ地下水だそうで、その名もぶくぶく水風呂
このぶくぶく水風呂は長湯歴史温泉伝承館万象の湯の目玉と言っていいでしょう
ぶくぶく水風呂に浸かると肌に炭酸ガスを含んだキメ細やかな気泡が一杯プクプクと付着します
温泉と交互に浸かると最高に気持ち良く効果的ですぞ♪
ちなみに体が濡れていない時が一番気泡が付着するらしくより良い効果を求めるなら最初にぶくぶく水風呂に浸かると良いみたい
外には露天風呂もあり、こちらはぬるめ

芹川のせせらぎを聴きながら、のほほんと入浴するのがこの上なく心地良いです
内湯・ぶくぶく水風呂・露天風呂…
勿論すべて源泉かけ流しで俺の友人であり、奥豊後温泉マイスターでもあるJibさんは長湯温泉カルテでこう語っている
『ここでは風呂が楽しめるのが良い。熱めの内湯とぬるめの露天風呂である。さらに冷泉も用意されているので入浴を様々な方法で楽しみたい。例えばまず熱めの内湯に浸かり火照った身体を冷泉で冷やす。次は露天風呂、川のせせらぎをBGMに楽しもう。泉質はさすが長湯温泉だけあって最高!風呂上がりの心地良さがいつまでも残ります。』
PM4:33
万寿温泉

相変わらずの鄙び感ある大山住の湯
一見、湯垢が浮いているのかな?と思っちゃう感じの湯の華が浮いている
中々お目にかかれない極上の湯の華なんです♪
これを拝むには一番風呂を頂くのが一番なのだがこの日は利用客が居なかったのかバリバリ湯の華が浮いていた♪
その湯の華を肌に擦り込み万寿温泉を味わう…
この湯の華は結構ザラザラしているが塩マッサージみたいで気持ちがよい
無論湯加減も最高♪
水風呂と交互浴で充二分に万寿の湯を楽しむ
まったく成分が濃いくて素晴らしい温泉だ
(*´ω`*)
PM5:27
水神之森

長湯温泉街から少し離れた高台に位置するちょっとペンション風で長湯温泉が持つ湯治宿的イメージとはガラリと変わる雰囲気を持っている入浴施設
「御無沙汰しております」
そんな挨拶で久し振りに訪れると「こないだテレビ視ましたよ〜」
そこからまさかの高崎さんトーク
再会もそこそこに極上の湯に浸からせてもらう

奥の湯舟は少し高温で長湯には適してないが手前の湯舟は俺的には適温
じっくりゆっくり浸かれて肌にも優しい湯
長湯温泉のイメージでもある黄褐色の湯の色とは異なり無色透明で柔らかい湯ざわりがこれまでの連湯して疲れきった身体を優しく包み癒してくれる♪
またゴボゴボと不定期に温泉と一緒に噴き出るガス
匂ってみるとツーンと鼻を突く
コレが堪らないチョッとした中毒者w
あまり吸いすぎると頭がクラクラするから危険
数年前にココの御主人と一緒に入浴させてもらう機会があったのだが湯面上に漂うガスがハッキリ見えて苦しくなった御主人が一言「今日はガスが多いな」
御主人の命をも脅かす危険な温泉でありましたw
そんな水神之湯を絶賛するのが温泉Gメンの斎藤さん
『新しい源泉は平成19年7月に掘削され44.8℃と充分な温度の芯源泉を確保され男女別の内湯・露天風呂にかけ流されている
入湯してまず驚くのは源泉の注がれる湯口付近の炭酸感覚の強さだ
高温源泉の為泡つきこそ控えめだが湯口や湯面からから放出される炭酸ガスは相当強烈で鼻を近づけると粘膜にサイダーのシュワシュワ感が味わえる
しばらく続けるとクラクラするほど炭酸ガス感覚は濃厚だ
次に感知するのは炭酸ガスのみならず各種のガスが原因と思われる独特の香りである
長湯臭とも呼べるこのエリア独特の炭酸ガス+αをベースにモール泉の様な香りとアンモニウム
イオン由来と思われる有機物の香りがスパイスとして加わる不思議な個性である
よく「硫黄の香りだ」と利用客か言いそうであるが確かに華やかさは硫黄と共通するものがある
しかし硫黄(硫化水素)もメタンも含有していない
長湯温泉の土類成分を充分に有しつつ、このエリアにしては豊富なナトリウムイオン(702mg)、全国的に見て高い数値であるメタ珪酸(222mg)が含まれるせいか湯に硬さはなく,むしろしっとりと保湿される感がある。
分析表で特筆すべきは鉄(?U)イオンが20mgを越え,長湯で唯一「含鉄」の泉質名が付く事だ
浴槽では他の香りが強い為か意外なほど金気臭を感じないが浴槽や流路には褐色の析出物が見られ含鉄泉でもある事を主張している
炭酸ガスは結構促進効果が知られるが,ここでは顕著であり浴槽から上がって洗い場で休憩しているうちにも皮膚の下から血流によるポカポカ感が得られる
一方,皮膚の外面はサイダーの様な清涼感があり炭酸系温泉に特有の浴後感が明確に味わえる
長湯温泉の特徴を強く明確に味わえる温泉であると同時に独特の香りと個性がプラスされた稀有の湯であると言える』
だとさ(´・ω・`)
一時間ちょいマッタリ浸かりました
この湯をすぐ上がるのは勿体無いぜ
PM6:35
くずろ谷湧水
名水百選にも選ばれる竹田湧水群
そんな名水は水神之森からすぐの場所に湧いている
岩から水が湧き出ていて、小さな小川も出来ている
水神様が見守るエリアに湧くだけあって口当たりが実に良い
お昼に汲んだ広瀬湧水も底を突いてきたのでココで汲み直す
コレで今夜は大丈夫だ♪
PM6:40
ヤマザキショップさとう酒店
長湯温泉街で唯一のコンビニ
夜は二十時に閉まるので食料調達である
弁当とカップラーメンを購入しました
さてこの日最後の一湯に行きますか!
PM6:46
御前湯

芹川沿いに佇む第一の温泉館
露天風呂は緑に包まれながら,そして川のせせらぎを聴きながら心地良い入浴が楽しめれる
お湯は黄褐色
視覚的にも温泉に浸かっていると感じられる温泉
飲めばもちろんシュワシュワ♪
…でもチョッと飲みづらいかも
しかしその飲みづらい味こそ長湯温泉御前湯の成分であり温泉の濃さを証明している
肌を摩れば引っかかる様な感触♪
これが良いのだΣm(`・ω・´)
そんな極上温泉に浸かりながらマイカップで温泉湧出口から温泉を汲み飲泉しながら一人温泉を楽しむ♪
内湯には露天風呂の温泉と異なった炭酸水素塩泉の冷泉風呂がある
実は源泉を三本持っている御前湯
一本は一階大浴場及び家族風呂に使われている1号泉
二本目は三階大浴場で使われている2号泉
三本目が一階、三階共に使われている冷泉か3号泉と言う訳だ♪
因みに今回男湯は三階で2号泉が御前湯の源泉の中で一番高濃度が楽しめる大浴場なのだ
遊離二酸化炭素が918mgも含まれているのだ!!
飲泉用もあり長時間浸かって渇いた喉を潤す最高の飲料水です
それにしても冷泉は気持ち良い♡
二時間近く冷泉をメインに浸かってました♪
PM8:33
道の駅ながゆ温泉

ヤドカリ帰還です
この道の駅にはネコが住み着いており、四月に子ネコが生まれたばかりで駐車場を所狭しと遊んでいる
そんな子ネコに近付くと親ネコが俺の前に立ちはだかり甘えだしてきた
てっきり子ネコを守ろうと出てきたのだと思ったが懐っこいのね
そんな懐っこいネコ達に集まるP泊者
名古屋からの青年に大分からのおいちゃん
皆この日初対面なのにネコトークで和気あいあい
そんな楽しい時間に水をさす様に酔っ払いに絡まれるΣ(´д`;)
コレは警察を呼ぶまで発展する大事になりました
そんなこんな道の駅での珍事な夜
そんなこんな珍しく七湯も湯巡りした長湯温泉での一日
それにしても駆け付けてくれた婦警さん可愛かったな〜(*´ω`*)♪

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松川紘己
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